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見られるのは大人だけのようだが、進んでも大丈夫だろうか…?

【台本公開】ヤンデレ女子の激重愛情で既成事実を作らされる…

【台本公開】ヤンデレ女子の激重愛情で既成事実を作らされる…

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【台本公開】ヤンデレ女子の激重愛情で既成事実を作らされる…

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2024年3月28日公開

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【冒頭2分間は体験版で試聴できます♪】
※全て聞きたい人は購入してから楽しんでね



はぁ、もういっそ満開の桜の木の下に埋めていただけたら…悔いなくあの世にいけるのに

いいえ、冗談などではありません。私はもうこの世に生きる意味を見出せません

大げさだと思われました? あはは…そう、ですよね。大げさ、ですよね…はぁ…

というかすみません、せっかく部活に顔を出していただけたのにいきなりこんなこと言って

まさか先生に代わりに来ていただけるとは思いませんでした。だって先生、前はテニス部の

顧問でしたよね? それがいきなり文芸部だなんて…真逆すぎますよ…良かったんですか?

国語を教えてるってだけでこんな部活の顧問にいきなりされて…、まぁ仕方がないですよね

以前の顧問の先生が突然入院することになったわけですし…はい、おっしゃる通りです

長期入院するって聞いたときは正直驚きましたし、心配になりました

いつも笑顔で優しい先生でしたから…病気だったなんて先輩も私も全然知りませんでした

きっと私たちに心配をかけまいと気丈にふるまっていらっしゃったのでしょうね、はぁ

むぅ、ため息が多いと言われましても…これには相応の理由があるんです。それも一つじゃ

ないんですからね? 複数あるからこそ、春なのに私はため息ばかりついているんです

また呆れたように笑って…どうするんですか、もし私が明日駅のホームから飛び降りたり

部室で首をつってたら…



【体験版ここまで】




いやもちろん冗談ですけど、そのくらい私はどうしたらいいのか

色々と悩んでいるんです。そうやって悩むのが青春だーだとか、悩める思春期だーとか

大人は言いますけど、私たち子供には苦しい現実なんです。先生だってちょっと前までは

学生だったんですから、この気持ち分かりませんか? ……あぁ、すみません、私ってば

今日はどうにも機嫌があまり良くないみたいで、先生に突っかかっても仕方がないのに、

八つ当たりしてごめんなさい。うーんと、そうですね…文芸部の活動について説明しますね

先輩たちが辞められたので、部員は私だけです。はい、もはや部として存続していくのは

かなり危機的状況にあります。半年以内に部員を3人以上にしなければ廃部になります

まぁ、先輩たちのいない今、続けていく意味を見出せないので廃部でもいいんですけどね…

う、わ、分かりました。部員の勧誘活動はやります。一応。この部活では主に創作活動を

行っています。詩や短歌、俳句、小説、エッセイなど文芸全般です。コンクールなどに

応募したり、あとは年一回文化祭の時に部員の作品をまとめた文芸誌を発刊しています

先生は何か創作をされたご経験などはありますか? もっぱら読む専門ですか、そうですか

いえ、前は顧問の先生には作品を添削していただいたり、感想をいただいていたので…

あぁでも、先生は感想をおっしゃっていただければそれで大丈夫です! お忙しいのに、

時間を割いて創作のテクニックだとかを改めて覚えていただくのはご迷惑でしょうから

えっ…本当ですか? 良いんですか? そうですか、それなら一緒に作品を作って

技法などを学んでいく…という形でやっていきましょう。現状、作品を見せる相手は

私だけですがね、はは…でもこれを機に創作の楽しみを味わっていただけたらなぁと…はい

活動場所は今いる図書準備室です。少々狭いですが、部員数を考えれば妥当です

いきなりここが使えなくなるほど人が増えるとも思えませんし…あ、だめだまた自虐的に…

と、まぁ説明は以上です。何かご質問などはありますか? 過去の文芸誌は棚にありますよ

お暇な時にでもどうぞ。私は辞められた先輩の短歌がとても好きです。受験勉強があるから

こればかりは仕方がありませんが、もっとたくさん作って、一緒に話をして…笑って…

ずっと文芸部にいて欲しかったです…はぁ…え? 私が先輩たちの意志を継いで部活を

盛り上げるんですか? えーっと…ごめんなさい、私は先輩たちのいない文芸部なんて

はっきり言ってもう文芸部だと思えないんです。先生や先輩たちのいた文芸部は私にとって

唯一の居場所でした。居場所をなくした私はどうしたらいいのかもう分からないんです…

学校に来る理由が文芸部だったのに。もちろん、いずれ先輩方がいなくなるってことは

分かってましたけど…でもいざ現実になるとなかなか受け止められないんです…

新しい居場所を見つけたり、作ったりするのって難しいじゃないですか

明るい人たちはいいですよ、すぐに自分の居場所を作っちゃいますから。先生もきっと

そういうタイプなんじゃないんですか? うーん…内向的な風には見えませんよ?

私の勝手なイメージですけど、先生は大学時代にサークルの仲間と居酒屋ではしゃいでそう

…あれ、違いました? 図書館でずっと勉強してたんですか、へぇ…先生も自分の居場所を

見つけるのに苦労されたんですね…あ、いやなんか意外で…驚いただけです

と、とにかく先輩ロスの私にはとても心機一転、部活を盛り上げていこう!という

気には到底なれそうにないのです…私一人残されても、どうしようもないなって思うんです

先生も部員集めに協力してくださるんですか? そうですか、ありがとうございます

あぁもちろん今までにもいましたよ、文芸部に入りたいって人。うーん、まぁいわゆる…

オタク趣味の人達が文芸部に入部してくれることが多いのですが、ここは二次創作を

認めていないので…だいたい数か月で辞めていきますね。部活見学の時に説明するように

方針を変えたらぱたりと入部希望者がいなくなりました。うーん…そうですねぇ

私の代で部活の方針を大きく変えたら、それは先輩たちに申し訳が立たないなぁって…

それに私自身、二次創作にはあまり関心が持てないので…いくら部員数のためとはいえ、

部活の方針は変えたくありません。先生も、もし部活に関して生徒から問い合わせがあれば

一次創作しかしていないと伝えてください。お願いします。ふぅ…あれ、もうこんな時間…

話していると、あっという間に時間が過ぎちゃいますね。今日の部活動はこれでお開きです

お忙しい中ご足労いただいてありがとうございました。これからよろしくお願いしますね

はぁぁぁ……あ、いや違います! 先生と話して疲れたとかじゃないです! えっと、その

帰りたくないなぁって思って…うちの親、二人とも海外で働いているので…家に帰っても

私一人なんです。それに、私は電車通学なんですけど…この時間帯、混み始めるし…その…

あ、いややっぱりなんでもないです。今日はつい余計なことまでぺらぺらと話し過ぎました

先生とは授業でお会いしたこともないし、校舎内でお見かけする程度なのに…

先生が思った以上に話しやすい雰囲気なのでつい…あ、そうだ。先生って相談事とか

よく持ちかけられるタイプなんじゃないですか? ふふ、やっぱり。そうだと思いました

なんというか、人畜無害な感じだし、人当たりがいいので敵を作らなさそうです

普通で無難な感じがいいんでしょうかね…あ、いやこれは褒めてるんですよ? ふふふ

ところで、私ずっと気になってたんですけど…先生、なんか顔赤くないですか?

えー、気のせいじゃないと思いますけど? ならどうして目を合わせてくれないんです?

ははぁ、もしかして…女子生徒とこんな狭い部屋で二人きりなのが緊張するとか?

ふぅん、そんな真っ赤な顔で否定されてもあんまり説得力ないですけどね、あはは

これ以上先生をからかうのはよしておきますよ、ふふ。意外に可愛い人ですね、先生って

はぁ、でも流石にそろそろ帰らないといけません…非常に憂鬱ですが…あー…いや、その

さっき言いかけたことは忘れてください…んなっ!? 震えてなんかいません!

別に泣きそうな顔もしてないです! あ、あんまり人の顔をじっと見ないでください…

恥ずかしいじゃないですか…むぅ…、食い下がりますね…先生で解決できるようなことじゃ

ありませんよ、流石にこればかりは…うぅ、話すまで帰す気がないみたいですね…

その、さっき電車通学だって言ったじゃないですか。だからその…私、痴漢にあうんですよ

こんな地味な見た目だし、抵抗しないからいけないとは思うんですけど…車両を変えても

同じ人なのか別の人なのか分かりませんけど、痴漢されるんです。本当に気持ち悪くて…

だから電車に乗るのもかなり勇気がいるんです、私にとっては。こういう話をすると、

気を付けない方が悪いとか、嘘をついてるとか、女として見られていいじゃんみたいな

とんちんかんなことを言い出す人がいるので、人に相談もしにくくて…悩んでましたずっと

先生は人畜無害そうだから、話しましたけど…え、し、信じてもらえるんですか?

そ、そうですか…え? 車で送ってくださるんですか? いやでもそれって先生の立場的に

どうなんでしょうか…問題あるんじゃないでしょうか、怒られたりしませんか?

あ、あぁ…具合が悪そうだから送ることにした、という理由で…なるほどそれならまぁ…

う、うぅ…本当に良いんですか? 先生がそうおっしゃるなら…お言葉に甘えよう、かな

ありがとうございます。私、カバン取ってきます。はい、では職員用駐車場で待っています


あ、先生! どうでした? 大丈夫そうでした? そうですか、私の家の事情も学校側には

説明してあるので恐らく問題ないと思います。これが先生の車ですか、へぇ…失礼します

住所をナビに設定しますね…ここです、はい。この時間だと道が渋滞している可能性が

ありますが…先生、きっと学校でまだやることとかありますよね? 直帰でいいんですか?

はぁ、そうですか…それなら多少渋滞してても時間を心配する必要はないですね

ではよろしくお願いします。こうして車の助手席に乗るのもずいぶん久しぶりな気がします

年に一度親が帰ってくる時しか車に乗ることってないので。私は高校生になった時から

一人暮らししてます。はい。流石にもう慣れました。料理、ですか? 私は自炊派ですよ

いやいや、自炊とか普通ですって。大したものも作れませんし…

私は自分で自分の好きなものを作って食べたいってだけです。健康のためとか節約とか

そういうわけじゃないんです。好きだからやってる、みたいなところもありますね

先生は? あはは、カップ麺とかコンビニ飯ですか。大人の人はやっぱり仕事とかあるから

仕方がないと思います。慌ただしく、疲れる毎日できちんと自炊して暮らす人は少数派かと

でも先生みたいな素敵な人には彼女さんがいて、お休みの日には彼女さんが手料理なんかを

振舞ってくれるんじゃないですか? あぁ、ごめんなさい。別れたばかりだったなんて…

すみません、不躾に恋人のこととかプライベートなことをお聞きして…あ、ここを左です…

やっぱり渋滞してますね…ナビの予定通りの時刻にはつかないかも…え、先生のご自宅も

私の家の近くなんですか? あー、あそこのタバコ屋さんの角なんですね! 分かったかも

まさかご近所さんだとは思いませんでした、ふふっ…ところで先生は先ほど自分は本を

読む専門で、何かを書いたり作ったりしたことがないとおっしゃっていましたが、

どんな本を読まれるんですか? うんうん、小説が多いんですね。おすすめの作家とか

ありますか? あー、その人の小説は私も大ファンです! いいですよね!?

新刊が出るたびにわくわくしてしまいます。ではもう最新刊は読まれましたか?

わぁ、やっぱり! 私もすごく感動しました。他におすすめの作品とかありますか?

えーっと私は色々読みますが、海外の作家も好きで…あ、ジャンルもバラバラです!

恋愛小説も読むし、ミステリやSFも読みます。歴史ものはあまり読みませんが…

んー、聞いたことのない作品ですね…ちょっとスマホで調べてみます…へぇ…アメリカの…

あらすじだけで面白そうです! 本屋さんで見かけたら買ってみますね、えへへ

私のおすすめ、ですか? そうですね、私は日本の作家が好きなのですが、古典も大好きで

授業で源氏物語や更級日記なんかの一部をやるじゃないですか? でも授業で読んで私は

続きが気になってしまって、図書館で現代語訳されたものを一気に借りて読みましたね

先生も読まれました? 面白いですよね? なかなか分かってくれる人もいなくって…

先輩たちはそういうのも詳しい方達だったので、話せる相手がいなくなって寂しくて…

最近は創作意欲もあまり湧かずにいたんです。あ、まだ言ってませんでしたね

私は主に小説や短歌を作っているんです。と言っても大したものは作っていませんが…はは

えっ、作家を目指しているわけじゃないです! 私のはただなんていうかこう…うーん

上手く言えませんが、私はフィクションがあるから現実と繋がれていると感じています

創作することで現実世界をなんとか生きていられるというか…私はクラスのみんなのように

現実に地に足つけて生きられないと感じているんです。私が本を読む理由も同じで

知識をつけるためとか教養のためとかそんな高尚な理由じゃありません。よく大人の人は

本を読んでてえらいねとか、知的に見えるとか、良い習慣だねなんて言いますが

読書は私にとってはただの現実逃避なんです。息をしないと生きられないように、

私は読書や創作活動なしでは生きていけないんです。あ、えっとすみません、またなんだか

ネガティブなことを言ってしまって…変、ですよね…自分でも変だなって分かってます

……変じゃない、ですか? え、え、私と同じような気持ちになったことがあるんですか?

先生にとっても読書は現実で生きるための避難場所だったんですね…そう、ですか…

あ、いや! その、まさか同じような考えの人がいるとは思わなかったので驚いてて…

あ! そろそろ渋滞抜けますね、もうすぐうちに到着です、はい、そこを左でお願いします

そっちの方がナビより早く着くと思うので。そうです、あとは道なりで大丈夫です、はい

先生が代理の顧問として来てくださって、良かったかもしれません…

初めはもうどんな先生が来られても同じだって思ってましたけど、違いました

親身になって私の話も聞いてくださいますし、とても話しやすいですし、先生のお話も

面白いですから。なにより先生は、その……とても、お優しいので……安心しました

もう桜の木の下に埋めてくれ、なんて言いませんよ! ふふふ、電車通学は嫌ですけど

でも先生のおかげでちょっと学校行くのが楽しみになったし、元気になれました

はい、うちはここです。今日はわざわざ送ってくださってありがとうございました

とても助かりました。先生ともたくさんお話できて嬉しかったです。ねぇ、先生?

もう、ちゃんと私の顔を見てくださいってば。やだなぁ、何を恥じらってるんですか?

ほら、こっち向いてくださいよ。あ、やっと見てくれた。先生ってうぶなんです?

冗談ですってば……ふぅん、先生の瞳の色って…綺麗ですね。素直な感想を言っただけです

また色々聞かせてくださいよ、先生のこと。私、先生のこともっと知りたいです、なーんて

それと少し恥ずかしいですが、私の作品も今度の部活で先生にお見せしますね!

では、失礼します。送ってくださりどうもありがとうございました

……ふぅん、ご近所さんなのかぁ……ご近所さんねぇ……ふふふ、良いこと聞いちゃった

優しくて可愛い先生、はあぁ、先生……先生ともっと仲良くなりたい……

でも、先生は大人だから、相手にされないかもなぁ…はぁーあ

相手にされるには、私がもっと積極的に、大人にならないと、ね…ふふふ、あははっ


今日の部活は以上です、来週の部活までに各々一作品、詩を作ってきてくださいね

みんなで読みまわしをして、そのあと講評を行いますので…恥ずかしいのは私もです

でもみんなの感想をきいて、フィードバックしてもらうことで上達するので

そこは我慢してください。ではおしまいです。みなさん、お疲れさまでした!

ふぅ、緊張した…あ! 先生! あの! 先生ってば、ちょっと待ってください!

はぁ、はぁ…あの、お呼び止めしてすみません! 今ってお時間大丈夫ですか?

部活はもう終わりですけど、もう少し準備室でお話していきませんか?

良かった…あ、いや、その…用事ってほどのことじゃないんですけど…最近あまり先生と

ゆっくりお話しできていなかったので、そのぉ…少しお話しできないかなって思って…

もちろん部活のこととか、色々…はい…そうですね、部員も結構増えてまさか10人まで

集まるとは思ってなくて、近々空き教室を部室として開放してくださることになりました

どれもこれも先生のおかげですよ、今日も見学に来てくれる人たちがいましたし、

そのうちの何人かは入部を検討してくださるそうです! 部長として私も嬉しいです

えー、私が頑張ったからじゃないですって! 私は掲示板に募集案内を出しただけですし

部活の説明も上手にできていたとは言えません、先生のお力添えがあったおかげです

文芸部は廃部を免れたので、先輩たちに報告したら喜んでくれました

あとはみんながずっと部活を続けてくれるよう願うばかりです。何人かはその…うーん

言いにくいですけど、せ、先生目当てで…入部してきた感じの人達がいるので…

もう、本当ですってば! あれは絶対先生目当てです! 先生はかっこよくて、女子から

人気があるんですからね!? いや、私がそう思ってるんじゃなくって…その…

そういう話を色めきだったクラスのキラキラ女子たちがしてるのを聞いたってだけの話です

えぇー! 知らなかっただなんて嘘ですよね!? ふぅん、自覚なしですか…へぇ…

先生は罪な男ですね、光源氏並にモテてると思いますけど…言い過ぎですかね? えへへ

ふぅ…とにもかくにも、先生と二人でこうしてお話しができて嬉しいです

べ、別に変な意味じゃないですよ! 今までは結構話してたじゃないですか…本の話とか

私の書いた作品についてだとか、学校のこととか…私にとっては先生との時間が

かけがえのない時間だったんです。だから、部員が増えてくれたのは嬉しいけど、ちょっと

複雑っていうか…だって、みんなが先生を私から取っていっちゃうから…寂しいんです

先生は私のものじゃないって分かってますけど、でもなんだか私だけの秘密がもう

輝きを失ってしまったように思えてならないんです。いっそのこと、廃部になっても

良かったからあのままずっと先生と二人で過ごす時間が少しでも長く続けば良かったのに、

なんて、そんな風に思ってしまうんです。あはは…だめですよね、私ってばほんと

もうずっと、先生と二人きりになれないから私、もどかしくって…ねぇ、先生?

もっと近くに行ってもいいですか? 先生のそばで、先生の熱を感じたいんです

今なら誰もいませんから、バレませんって…ね? 少しくらい良いじゃないですか

だって先生のここも、とっても熱くなってますよ? 久しぶりに二人きりになって、

先生も本当は嬉しいんじゃないですか? 期待、してるんですよね? そういうこと…

あ、また顔が真っ赤になってますよ、ふふ。可愛い、私の顔をよく見てください、せんせ…

うわぁっ!? な、なんですか…いきなり立ち上がって、びっくりした…!

えぇ? そろそろ行かないとだめ、ですか? なんで? 職員会議? 嘘ですよね!

逃げるなんてひどいですよ! 私は本気なのに! からかってないです!

う、うぅ……私は……私は先生のことが好きなんです! 大好きなんです!

え、なんで……なんで、そんなこと言うんですか? ひ、ひどいです!

一般に、思春期の少女が大人の男性に憧れを抱きがちというのは、知っています

でも、私のこの気持ちを思春期の少女の憧れという一言で、ひとくくりにしないでください

私の先生への気持ちは、私だけのものなんです。十代の感傷だと言って笑わないでください

上辺しか見えていない子供の恋愛だなんて、そんな簡単な一言で掃き捨てないでください

私は本気なんです! 本気で先生のことが好きなんです、全てを投げうってもいいくらいに

先生なら、先生になら私の気持ちと真剣に向き合っていただけると信じてお話してるんです

そう、ですか……分かりました……そう、ですよね…先生のおっしゃる通りです

教師と生徒じゃ立場が違いますよね、あはは…歳の差も…ありますしね…分かりました

うっ……くっ、ひぐっ……うぅ、頭なんか…撫でないでくださいよ…そんなことしたら

私、先生のこと、諦められなくなっちゃうじゃないですか…もう、行ってください…

先生、用事がおありなんでしょう? 私は大丈夫ですから…はい、平気です…さようなら

……さようなら、私の初恋……こんなに苦しいなら、こんなにつらいなら、もういっそ…

あ、そっか…分かった…全部壊れちゃった今ならもう、何してもいいんだ…きっとそう

壊れたなら、全て新しく作り直しちゃえばいいんだ。ふふ、こんなに簡単なことなのに

どうして今まで気が付かなかったんだろう! 私ってば本当に馬鹿だなぁ、ふふ、あははは


えーっと今日の部活は詩の発表です、文芸部は創作活動の場なので練習がてら先生にも詩を

作ってきていただきました! あはは、みんな先生の詩が気になりますよね

みんなで詩の朗読を聞いて、それからそれぞれ感想を伝えてもらいます。勇気がいるけど

その気恥ずかしさを乗り越えないと、良いものはできませんよ。みんな通る道ですから!

ではまず先生から、よろしくお願いします……一体どんな詩を書かれたのか楽しみです

……はい、みなさん拍手しましょう! 素晴らしい詩でしたね、先生。初めて作ったとは

思えないくらいの出来ですね。驚きました。すごく柔らかで繊細な印象を受けました

うんうん、それでは次は私の詩ですね。えへへ、緊張しています。

こうこうと輝く、真夜中の電話ボックスめがけて走り出す

月の裏側に行くために、電話をかける

月の裏側にいるうさぎに会うために、何度も私はコールする

0、1、2、3……0、0、0……

かけてもかけても繋がらない、電話交換手の不在

おかけになった番号は、現在使われておりません…

静寂の波が電話ボックスに押し寄せて、沈んでいく、夜の水底に

以上です、なんだか恥ずかしいですね。えへへ…ありがとうございます…この前に見た

ちょっと怖かった夢を詩にしてみました。詩に限らず、創作はその人の心の一部、

体の一部だと私は思います。創作は自分をさらけ出す行為に他なりません。だからこそ

勇気がいるし、恥ずかしいと感じますよね。でも、私は文芸部ではみんなが自分を晒して

その結果、誰かが嫌だとか気持ち悪いとかそういう感情になったとしても、それを含めて

創作だと思うので、みなさんが自分の殻を脱ぎ捨てて、創作してくれることを望んでいます

…って、あ、やだ…! わ、私、また変な演説はじめちゃって…ごめんなさい!

その、とりあえず気楽にやってくれればそれでいいから! ね? あはは…

それじゃあ次の人、お願いします……えへへ……

……はい、みなさんお疲れさまでした! とっても素晴らしい作品ばかりでしたね!

私もみなさんの作品から学ぶことが多くありました、次回は掌編小説を書いてみましょう

原稿用紙5枚から10枚程度の作品で結構です。テーマはどうしましょうか…うーん

先生はどう思われますか? …先生? ぼーっとされて、どうしたんですか?

あはは、先生はお疲れのようですね。みなさん一人一人、思いつくものを教えてください

あみだくじで決めましょう。花火、植物…はちょっとざっくりしていますね、あはは

ひまわり、いいですね。先生は何かありますか? はぁ、鍵? ですか? 分かりました

じゃああみだくじを作って…っと、よし。先生、どこから始めるか選んでください

さーて、どうなるかなぁ…あ、鍵ですね! じゃあテーマは鍵で書いてください!

ジャンルは自由です、恋愛でもミステリでもなんでもOkです!

それじゃあ今日の部活は終わりです、お疲れさまでした!

先生、どうされたんですか? いえ、上の空というか…少々具合が悪そうに見えたので…

えぇ、顔色もあまりよくないですよ。眠れていますか? 何かありましたか?

えっ!? 空き巣に入られたんですか!? それは…お気の毒に…警察には通報しました?

何も盗られてなかったから通報しなかったんですか? 元カノのいたずらかもしれないって

いやでも盗られてなくっても一応警察に言った方が良かったんじゃ……

えっ、スペアキーがなかったのを思い出した!?

そ、それは……かなりまずいのでは……あぁ、もしかしてさっきテーマを聞いたときに

鍵って言ったのは思い出したからってことですか? なるほど…あ、はい…私もその話を

聞いて怖くなりました。一人だし、防犯には気を付けないとですね。ねえ先生、もし先生に

何かあったら私、先生のこと助けに行きますね。近所だし。だから、先生も私のこと……

助けてくれますか? あ、あはは……そうですよね、警察を呼んだ方が早いし確実ですよね

……な、なんでそんなこと言うんですか!? 私、別にそんなやましい気持ちがあって

言ったわけじゃないのに! 先生のこと試したりなんかしてません! ひどいです!

本当にだめだからねって…改めて言われなくっても、そんなこと分かってます!

私、そこまで聞き分けのない子供じゃないのに…先生の馬鹿、ひどい…ひどすぎます

今さら慌てて謝らないでください! もういいです、私帰ります。お疲れ様でした!

……なんですか? 電車はもう大丈夫ですよ、痴漢にあわないよう自分なりに工夫してます

先生こそちゃんと戸締り気を付けた方がいいんじゃないですか? だって、鍵盗られてるし

何をされるか分かりませんよ? 金目のものを盗らずに、鍵だけ盗っていくなんて…

犯人はきっとお金なんか欲しくないんですよ。もっと別の意図があるように思えませんか?

はい、だから気を付けてください…と言いました。鍵の交換だってすぐにしてもらえるか

分からないじゃないですか。この時間ですしね…それじゃあ、さようなら。私はこれで…

夜にはくれぐれも気を付けてくださいね、先生? ふふ……


あはは…こんばんは…、やっぱり鍵はまだ、取り換えてないんですね…ふふ…不用心で

いけないなぁ…危機感のない人なんでしょうか? 元カノのいたずらなわけないのに…

だめですよ、先生。私、あんなに忠告したのに、気を付けてくださいと…それなのに、

先生のお部屋、簡単に入って来れちゃいました…もしかして私に来てほしかったんですか?

昼間あれだけ私のことを拒絶しておいて、本当は来てほしかっただなんて

先生って大人なのに可愛いところもあるんですね、素直じゃないんだから。うふふ

あぁ寝ている姿も可愛い、なんて無防備な顔…先生に憧れるどの生徒も見たことない顔…

どんな夢を見ているんでしょうか? 私は先生とこうして二人きりで抱き合って愛の言葉を

囁きあうのをずっと、ずっと……夢見ていたんですよ? 先生の手、あったかい…

ほら、私の胸の鼓動が分かりますか? ドキドキしています、伝わりますか?

先生の指、今少し動きましたね。うふふ、先生ったらえっちなんだから、もう 

でもごめんなさい、こうやって…よいしょっと…、ふう…手は縛っておきますね

ちょっと苦しいかもしれないけど、我慢してください。終わったらすぐにこの手錠は

外してあげます、だから大人しくしていてくださいね、うふふ。いいこ、いいこ…

すん、すんすん…先生のいい香り…男の人のにおい…たまんない…あはは、ちょっとひげも

生えてきてる、少しちくちくする…でも先生のひげなら平気、むしろこれはご褒美ね

すぅすぅ寝息を立ててなんだか子供みたい。先生の唇、食べちゃってもいいですよね?

私、我慢できません…ん、んぅ…はむ…ちゅ…ン……ふぅ…私のファーストキスが

先生で良かった…うふふ、先生、大好きです。私の愛はもう止まらないんです

一度壊れてしまった私と先生の関係、それなら、新しくもう一度始めればいいんだって

あの時思いました。そしてこれが…先生と私の新しい関係です…愛の始まりなんです

先生にならきっと分かっていただけると思います…愛のしるしを私に下さい

私の初めては全部あなたに捧げます……

ふぅ……はぁ、先生の熱い……すごい、何これ……! 小説で読んで想像してたのと

全然違う! 次から次へと欲しくなる……先生の全部も私にください、好き、好き…

大好きなんです、愛しているんです…先生のこと、誰よりも…だから、先生の…ください

私の中に全部…私、先生のすべてを受け止める覚悟ならあるんですよ…ねぇ、先生?

ん? あらあら、ようやくお目覚めですか? 先生、おはようございます。なーんて、

まだ夜ですけどね。寝ぼけてます? わー、もうそんなに暴れないでくださいよ!

せっかく先生が私にくれた証がこぼれちゃいますって! 大人しくしてください!

まったくもう、でも怯えた顔も素敵ですね。え? えーっと、どうやってここにと

言われても…タネ明かしがいりますか? しょうがないなぁ、特別に説明してあげますね

と言っても何も特別なことはしていません。大家さんに先生の妹ですって嘘をついたんです

遊びに来たんですけど、先生がまだ帰ってきていなくて、外で待っているところですって

でもトイレに行きたいから部屋の鍵を開けてくださいとお願いしたら、大家さんが

快く開けてくださいました。あまりにちょろいのでここの大家さん大丈夫かな?って

思ったんですけど、先生の部屋の中に入るという目的はいとも簡単に達成できたわけです

それでそこら中ひっくり返した結果、先生の部屋のスペアキーを見つけて帰りました!

そうです、空き巣の犯人は私です。あははっ! なんですか、先生その顔!

ぽかんて口開けて、馬鹿みたいですよ! ふふ、あははっ! 私、あれだけ忠告したのに

何の防犯対策もないまま寝るとか、ほんと笑えます! 意外と怖いもの知らずなんですね

どういう神経してるんです? 日本ならどこでも安全だと思ってるんですか?

まぁそのおかげで今こうして先生と楽しくお話していられるんですけどね

正直、部屋にすんなり入れちゃった時、私は先生に誘われているのかとすら思いました

たまらなくなってしまって、先生のこと、夜這いしちゃいました。私ってば悪い子ですね

君は本当に君なのかって、あははっ! 何をおかしなこと言ってるんですか? 私は私です

先生のことを愛する、健気な文芸部の部長です。事実は小説より奇なりなどと言いますが、

まさにその通りかもしれませんね。私もこんな風に先生と愛しあうことができるなんて

出会った頃にはまるで想像もつきませんでしたから、あはは! 先生も生徒と関係を持つ…

なーんてこと、考えたことはあっても現実にアクションを起こすのはリスクが高すぎますし

良かったですね、先生。生徒から夜這いされて、今どんな気持ちですか? 教えてください

ふふ……とっくにお気づきだと思いますが先生が寝てる間に、私がいただいちゃいました

先生を丸ごとぜーんぶ。どうします? 私と先生の赤ちゃん、できちゃうかもしれませんね

そろそろ私とお付き合いしていただける気になりましたか? 前はだめだって言ってたけど

へぇーえ、いいんですよ、私がこのことを学校に言ったら先生、社会的に終わりますよ?

私と付き合えば悲劇的な運命をたどることはないので、どう考えても選択肢はわ、た、し

一択ですよね! ご自分の置かれている状況がやっとお分かりいただけましたか?

あー、良かった。先生の人生がめちゃくちゃにならずに済んで私も一安心です!

大好きな先生と付き合えるなんて夢のようです、えへへ。それじゃあ…これからもっと私と

楽しみませんか? まだまだ夜は長いし、私たちは恋人同士なんですから……ね? ふふ…

ふふ、あははははっ!!!


せーんせい! やだなぁ、そんなにビクビクしてどうしたんですか? むぅ、なんですか

その怯えた顔は…そんなお化けを見るような目で見られたら流石の私も傷つきますよ?

もう部活は終わって、みんな帰りました。先生の今日発表された短編小説、良かったです

やっぱり先生には文章のセンスというか、才能がおありなんだと思います

先生の作品から言いようのない不安と恐怖、見えない未来への焦り、後悔を感じました

しかし一方でもう一人の自分が求めてやまない存在がいて、どうしてもそれを認めたくない

欲望との闘い、人間の矛盾…そうしたものが詰まっていて短編なのに引き込まれました

先生の作品、もっともっと私は読んでみたいです。え、な、なんですか?

先生に話しかけるのに何か用がなくちゃだめなんです? あ、もしかして照れてます?

ふふん、私たちは恋人だからいいじゃないですか…学校では近づかない約束なんて私、

そんな約束なんてした覚えないんですけど? 大体、教師と生徒なのに話さないとか

変じゃないですか。そっちのほうがみんなから怪しまれると思いますが…私、何か

間違ったこと言ってますかね? あ、またきつい言い方してしまいました!

ごめんなさい、先生! とにかく私は先生の作品にとても感動していると言いたいんです

はい、そうです。私はもっと先生の心に触れたい、先生の血肉をわけた作品を味わいたい…

ふふ、私は先生の作品のファン一号というわけです。ん、なんですか、つれないですね…

私、知ってますよ。学校で先生が私を避けてること。あんなに愛し合った仲なのに…

何まわりきょろきょろしてるんですか、誰もいませんよ。この教室には私と先生の二人

そう、二人きりです。何も気にする必要なんかないんですよ? ふふ、私が何を考えてるか

分かりますか? 分からないんですか、そうですか、残念です。それじゃあ教えてあげます

私が何を考えているか…正解は…、ちゅ、ん、む、ちゅぅ…いけないこと、考えてました

ふふふっ、先生だってそんなこと言って実は興奮しているんじゃないんですか?

学校の空き教室、放課後、教え子の白い首筋、甘い思春期の少女の香り、

少しすっぱい汗とシャンプーが混ざり蒸れた髪の香り、うっすら透けたブラジャー、

スカートのプリーツからのぞく肉感的な太ももが眩しくて…あはは、ほら、やっぱり

先生、興奮してるんだ! 嫌だとかダメだとか言って、本当はすっごく興奮してる

私にはわかります、先生のどきどきが、スリルが手に取るようにわかるんです、ふふ

…認めちゃえばいいじゃないですか、だって私たち、付き合ってるんですよ?

今なら先生の望むこと、全部できちゃいますよ? ほら、私の胸に触れてください…ね?

心臓の音が分かりますか? こんなにドキドキしてるんです。それに、お腹がもう熱くって

ずっと先生を求めてるんです…苦しいのを楽にしていただけませんか? ねぇ、先生

私、さっきからずぅっと待ってるんですよ、先生がケモノになってくれること

本当はえっちなことばっかり考えてるくせに、物わかりのよさそうな顔をして

誤魔化しても無駄なんですからね。先生の中に秘めたケモノがいるってこと、知ってます

私の前では正直になってしまえばいいんです。お行儀のいいフリはやめてください

むぅ、なんだか今日はずいぶん強情ですね。だったら私が、先生をケモノにしちゃいます

ふふ、恥ずかしそうに顔を背けちゃって、かーわいい…先生って大人なのに、子供みたい

やだなぁ、拗ねないでくださいよ。可愛いって言われるのが嫌なんですか? ふぅん

そういうものでしょうか。私には男の人の気持ちがよく分かりません。私は子供なのに

大人みたい? あはは、どうしてでしょう…私は小説の読みすぎなのでしょうか?

早熟な女の子は嫌いですか? ふぅん、それならいいです。うーん、なんだろう…

先生が今日は私と目を合わせてくれないのはなぜですか? なぜずっとそっぽを向くの?

私の目をしっかり見られない理由を、当てて差し上げましょうか? ふふ…

あぁ答えを言うその前に先生、実は私、もう一つ先生にお話したいことがありまして…

よろしいですか? ふふ、この前部員の皆さんから聞いたんですけどね、先生って…

新しく来た英語の女の先生とお付き合いされてるんですって? そういう噂を聞きました

本当ですか? 私の体に無責任にあれだけ吐き出しておいて、別でお付き合いしている

女性がいるなんて、私にはにわかには信じられないのですが…どうなんですか?

ほら、やっぱり目を合わせられない。理由はもう火を見るよりも明らかですね

先生、浮気してるんだ。浮気してるから後ろめたくって、私をまともに見られないんですね

残念です。先生、私の純情を弄んでおきながらこっそり私を裏切るなんて、ひどい人です

もしかしてやっぱり先生は光源氏か何かなんですか? 複数の女性に手を出すなんて、

最低ですね。私、先生と関係を持ったことを学校の皆さんに話してもいいんですよ

あーあ、身の破滅に怯えながら、自らを滅ぼす道を選んでしまうだなんて、

いかにも人間的ですね。英語の先生にもフラれるだろうし、身から出た錆というやつですね

え、あはははっ、な、なんですか! ちょっと先生、その顔! 面白すぎますってば!

やめてくださいよ、あははは、今さら泣きながら懇願するなんて! 笑える!

待ってください、わ、私、成人男性の本気泣きなんて生まれて初めて見ました!

はぁー、笑いすぎてお腹痛い…怖くなっちゃんですか? 私に脅されて、泣いちゃったの?

ふふ、急にしおらしくなって可愛い。それにやーっと私の目を見てくれた、あぁ良かったぁ

いい子、いい子です。大丈夫、私、先生を社会的に抹殺するなんて意地悪しませんから!

でもね、浮気はやっぱりだめですよ。え、私とこうなる前から英語の先生と交際してた?

か、勝手に襲ってきたのは私の方だって言いたいんですか? えぇ、なんですかそれ…

ではあえて言わせていただきますけど、それが何なんです? だったら何?

私と先生が愛し合ったのは事実ですよね、証拠もちゃんと撮ってあるんです

言い逃れはできませんよ。あなたは私のことを愛したんです。その手で。

英語の先生と交際していたからといって、今さらなんだと言いたいんです?

あの夜のことは過ちだったと、そう言いたいんですか? やれやれ、がっかりです

先生はしっかりした大人だと思ったのにな…私と真剣に向き合わずに逃げようとしてばかり

大人ってみんなそうなんでしょうか? だとしたら残念なことです…

私は先生と真剣に向き合っている純粋な少女なので、ここで先生のいい加減でふしだらな

関係を一気に清算しようと思います。簡単なことですよ、先生…扉の向こうに今、あなたと

交際していると主張している例の英語の教師に来ていただいてます…ふふ

彼女に私たちが愛し合っているところを見てもらって、大変心苦しいですが、あの人には

先生のことは諦めてもらいます。ふふ、あははっ、何真っ青な顔してるんですか!

あーあー、逃げようなんてしても無駄ですよ? 先生のココ、もうとっても熱くなってる

私も体の芯がじんじん熱く感じているんです、おさえられそうにありません、ふふ

私の愛から逃れられるなんて思わないでくださいね、先生