作品に目を留めていただき、誠にありがとうございます。
本作は、音響技術「アンビソニックス」を使用し、空間を切り取ることを意識した「音声VR」作品です。
いわゆるASMRのような、耳がぞわぞわと心地よい体験とは異なりますが、これまでと少し違ったボイスドラマを体験していただけたらと思っております。

ぜひ、ヘッドフォン・イヤフォン環境でお楽しみいただければと思います。

YouTubeにて、未発表音源を含む体験版を公開いたします。
あわせてご視聴いただけましたら幸いです。
https://youtu.be/u-oe_33Tvpg

前作となります『きみがとなりにいた。～音羽美和～』の、後日談であり、前日談でもある作品となっておりますので、ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284204.html

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受験勉強に明け暮れるうちに、あっという間に訪れた一学期の終業式。
その帰り道には、当たり前のように一緒に下校するべく、くっついてくる後輩の姿。

音羽美和。

公園のベンチに座り、彼女は不満たらたらの様子。
毎朝家に先輩を迎えに来る彼女は、そんな「日課」がしばらくなくなってしまうことが耐え難いらしい。

「あーーー先輩と毎日会う口実がなくなるーー!　早く始業しろーー!」

本当なら少しくらい相手をしてあげたいところなんだけれど。
先輩は受験勉強に本気で、ほんの少しの休みもない。
そんなことくらい美和はわかっている。
わかっているけれど、そのまま引き下がれるはずもなく――

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音羽美和と過ごす、短い夏休み。
切り取られた、夏ならではのひととき。

彼女との高校初めての、そして最後の夏をお楽しみください。