◆イントロダクション
神様に口付けされたその手は、
触れるもの全てに命を吹き込み、人々を魅了する。
無から有を生み出す、美しく、尊く、おぞましい手。

その手に、触れられたい。

その手を……潰したい。

天才と呼ばれた芸術家のあなたと、
その才能に魅入られて人生の歯車が狂った彼。
二人の間で芽生える色情と愛執。

汗と絵具の匂いが漂うアトリエで紡がれる、愛憎物語。


◆あらすじ
十年前に出会った美大生・白壁麗司の作品は、
純粋で、どこか脆く、とても綺麗な絵だったとあなたは記憶していた。

けれど、数年ぶりに再会した彼は芸術家の道を離れ、
都内の有名な美術館で優秀な学芸員として勤めていた。
そして、あなたの作品を取り扱う展覧会の進行役として顔を合わせる。

打ち合わせを終えた夜、
お酒を酌み交わしながら、時間を忘れるほど語り合う二人。
気づけば甘い雰囲気に流されるまま、一夜を共に過ごす……。

しかし、あなたとの時間が増えるにつれ、
麗司の中で何か熱く、重い感情が沸き上がってくる。
あなたを慈しみたくなるような、壊したくなるような、
どこか懐かしい激情。

麗司がこの十年間、無自覚に押し殺していた想いとは……？

「だから、先生の展覧会も絶対成功させます。
　……描き下ろしの新作、楽しみにしていますよ？」
「……もっと見たいな……快感に歪む、あなたの顔を……」
「……確かめてもいいかな。……僕が、あなたを壊せるかを」


◆キャラクタープロフィール
白壁麗司（しらかべ・れいじ）
身長：179cm／年齢：32歳／職業：美術館の学芸員
誕生日：4月2日／血液型：AB型

都内の美術館に勤めている学芸員。
主な仕事は美術館で開催される展覧会の企画・進行。
穏やかでカリスマ性もあり、周囲に好かれ、信頼されるタイプ。
けれどどこか冷めた一面もあり、他人と一定の距離を保っている。


◆トラックリスト
1：十年ぶりの再会と、小さな駆け引き
2：朝まで一緒に
3：記憶のスイッチ
4：神に愛された手
5：蘇る記憶と劣等感
6：愛執と羨望
7：それは、愛憎


◆がるまに限定特典トラック
「身も心もあなたと共に」

新しい絵筆を購入したあなた。
上機嫌で試し描きをしている最中、麗司が家を訪れる。
あなたが楽しそうに筆を走らせる姿を見ていた彼は、
ふと、自分の身体にも絵を描いて欲しいと言ってきて……。

「ふふっ。
　……それにね、あなたの芸術そのものになれる、みたいな気分かな。
　……とても興奮するよ」

喜びと快感に満ちた時間を描く、本編のその後の物語。


出演：茶介
シナリオ：穂乃みのり
イラスト：三廼
※全編ダミーヘッドマイク収録
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