■あらすじ:
侯爵令嬢に転生したあなたは、家格の高さに不釣り合いな低い魔力しか持ち合わせていないため、まわりに軽んじられている。また、出産で母親が命を落としたことから、厄介者として扱われていた。
心を守るため表情を動かさないことを徹底した結果、「鉄面皮令嬢」と揶揄される日々。
王宮主催の舞踏会で、大公殿下と出会ったあなた。その美貌、魔眼の魅了にも表情ひとつ動かさなかったことが、大公殿下の気を惹いたのか「恋をしないこと」を条件に、結婚を申し込まれる。
実は、魔眼持ちの大公殿下は王家に警戒されており、魅了が効かず、また悪評のあるあなたは「結婚相手にうってつけ」だというのだ。
あなたは立場をわきまえて、大公殿下と適切な距離を取って過ごそうとする。だが、なぜか初夜以降、大公殿下が毎晩のように求めてきて……。

■ジャンル(予定):ハート濁音喘ぎ ラブラブ/あまあま 執着攻め 淫語 中出し キス 乳首責め クンニ クリ責め キスハメ ポルチオ責め イキ我慢 手マン 潮吹き 連続絶頂 妊娠/孕ませ 処女 体格差 ファンタジー 言葉責め 嫉妬 etc

■登場人物
・わたし/あなた
転生者だが、なぜ自分に前世の記憶があるのか訝しんでいる(こちらの世界についての知識はない)。
苦しい環境でも、前世で両親の愛を受けた記憶があったから、まっすぐに生きてこられた。
貴族令嬢らしく、悪口に心を揺らさないよう表情筋を鍛錬した結果、ついたあだ名が「鉄面皮令嬢」。
味方は「義弟だけ」という環境で育った。
元の世界の知識から、義弟にちょっとしたオモチャを作ってあげたはずが、彼の手によって列車が「大発明」として広まってしまう。それ以降、発明品の手柄は義弟に譲り、おとなしく過ごしていた。
悪評のある自分を選んでくれた大公殿下に恩義を感じており、精一杯「恋しない」ように努力しているが……。
ところかまわず触れてくる夫に、「好きになってしまったことがバレてしまう(=離婚の危機)のでは」と、内心困っている。

・レイオス大公殿下
国王の弟で、一代限りの大公。金髪金目の美青年。
見た者を魅了する金の目(魔眼)の持ち主のため、王家、とくに実の兄である国王から警戒されている。
実は、発明の発案者があなたであることを知り、取り込むために近づいた。
だが不幸な生い立ちにもかかわらず素直で健気な様子のあなたを、心から愛するようになる。
とくに初夜では「痛くしていいから」と言うあなたに腹が立って、わざと丁寧に抱いたところ、予想外に可愛らしい反応を返されて、気づいたら行為に夢中になっていた。
徐々に表情豊かになっていくあなたが愛しくてしょうがない。
魔眼のせいで、意図しない相手から惚れられることに辟易しており(トラウマですらある)、「自分に恋をしない条件」で、あなたに結婚を持ち掛ける。だが、あなたを愛するようになり、自分の出した条件を心底後悔するようになる。

イラスト:せな様(@prtt_n)