あなたってもう、大人…なの?
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見られるのは大人だけのようだが、進んでも大丈夫だろうか…?

HOTOTOGISU ‐滅せぬもののあるべきか‐ PV

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2012年8月30日公開

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■ストーリー
「お待たせしました───遅くなってすみません」

二年ぶりに出所した俺を、我が有能なる片腕はそんな面白くもない言葉で出迎えた。

「フン───相変わらずで何よりだ」

肩を竦めて答えつつも車に乗り込む。
元総理大臣である親父が他界してから、俺の人生は一変した。

実父殺害の容疑で逮捕され、挙句まったく身に覚えのない罪を
次から次へと被せられ、気づけば雪だるま式に罪状が増えていた。
何回死刑になれば償えるのかもわからないほどだ。

身に覚えのある罪はいくらでもあるが、発覚したものなど一つもない。
───つまり、濡れ衣である。

ちなみに当然ながら、俺は親父を殺していない。
すべては現総理大臣【高井田 幸造(たかいだ こうぞう)】
率いる【民権党(みんけんとう)】の陰謀である。

こうして無事釈放されたのは、我が有能なる片腕の働きのおかげというわけだ。
もっとも、無条件で自由というわけでもない。

当面の間は高井田の息のかかった当局の捜査員の監視下におかれ、
親父の地盤を引き継いで政界へ進出したり、取引内容を暴露したりしないよう約束させられている。
妹を実質人質に取ってまでという念の入りようである。

元総理大臣の息子である俺に許された生き方は、資産を食い潰しながらの細々とした生活だった。
無論、そんな退屈で窮屈な人生にこの身を捧げるつもりはない。
何よりこのまま連中の好きにさせていたら、ただでさえ利権と汚職に塗れて傾いているこの国は、
知らない間に隣国のエサと成り果てるだろう。

俺は親父とは、決して良好な間柄ではなかった。
だが、その愛国心と鉄のような信念だけは少なからず尊敬していた。

親父のためなどとは言わないが───俺とてこのまま連中の好きにさせておくのは面白くない。
ここからは、俺のターンだ───。

「まずは何から手をつけますか?」

「そうだな───まずは、死ぬところから始めようか」

■キャラクター紹介
【主人公】
▼東雲 和輝(しののめ かずき)
前総理大臣【塚本 守孝(つかもと もりたか)】の息子で、本名は【塚本 一樹(つかもと かずき)】。
現総理大臣【高井田 幸造(たかいだ こうぞう)】の策略によって父親を殺され、その罪を
負わされて独房に入れられていたが、優秀な片腕である沙希の働きで証拠不十分として釈放される。
ただし釈放後も監視下に置かれ、妹は高井田の下に引き取られて実質人質状態となっている。
まずは完全に自由の身となるため、一樹は事故死を装って姿をくらまし、
整形して名を変え、父親の残したものや自身のコネを使って新たな人生を歩み始める。
その野性と知性を兼ね添えたどこか暴力的な魅力で女を従えつつ、
自身を軽く見ていた連中をも屈服させていく。

【総理の孫娘】
▼高井田 弥生(たかいだ やよい) CV:野々村紗夜
現総理【高井田 幸造】の孫娘。蔵崎(くらさき)学院に通う三年生で、生徒会長。
政治家である家族、特に総理である祖父を尊敬しており、
清廉潔白で過去に例のない理想の政治家だと思い込んでいる。
何不自由のない家庭で育ち、成績優秀で運動神経も良く、明朗快活で友人も多い。
ただし『総理の孫娘』という点で一線を引いている友人関係が多く、親友と呼べる人間はいない。
本人は周囲に気を遣われている事にはっきりと気づいてはいないが、どことなく
寂しさのようなものは感じており、篝と同居するようになってからは親友が出来たような気分でいる。
箱入り娘として育てられてしまった結果、和輝の手に落ちる事になってしまう。

【実の妹】
▼塚本 篝(つかもと かがり) CV:東かりん
少し歳の離れた和輝の妹。
兄に憧れてよく懐いていたが、兄が投獄されて以来会っていない。
芯が強く、家族の不幸にもめげず生きているが、さすがに本来の活発な性格は鳴りを潜めてしまっている。
現在は高井田家に引き取られ、弥生と共に蔵崎学院に通っている。
人質同然で引き取られている事を知らないまま慕ってくる弥生や、温かく自分を
受け入れる弥生の母を最初は内心で疎ましく思っていたが、だんだん憎めなくなりつつある。
出所した後の兄の訃報にショックを受けて引き篭もりがちになっていたが、
生存を確認して安堵すると同時に高井田家との板挟みになり、苦悩することになる。

【主任薬剤研究員】
▼鴫野 吹雪(しぎの ふぶき) CV:椎名ヨオコ
【民権党】に献金している【大上製薬】の二代目社長の婚約者にして、主任研究員。
プライドの高い美人で、高い薬剤師としての腕を持つ。
負けず嫌いで名誉欲が強く、有能な主任研究員という立場もあって常に周囲には取り巻きがいる。
特に、滅多に取り乱さない凛とした雰囲気を持つことから女性の取り巻きが多い。
自分に興味を示さない(フリをしている)和輝に苛立ち、事ある事に何とか振り向かせようと
自身を誇示するうちに、生真面目で面白味のない婚約者とは違った、和輝の野性味溢れる魅力へとはまっていく。

【権力犯罪取締準備室 捜査係長】
▼池田 英理(いけだ えり) CV:香澄りょう
法令省傘下の権力犯罪取締準備室捜査係長。
コネで増え続ける公務員の割当先としてまだ出来たばかりのごく少人数の部署であり、
大層な名称とは裏腹に大掛かりな仕事は期待されていない点を英理は不満に思っている。
他の例に漏れず英理もコネを利用して現在の地位を手に入れているが、能力的にはかなり優秀な人物。
常に冷静沈着で優雅な笑みを湛え、何事にも大人な対応が可能な融通の利く性格ではあるものの
秘めた正義感は強く、いずれは準備室を捜査室へと昇華させて人員確保や取締り強化を行いたいと考えている。
父親は前総理と繋がりの深かった法令省官僚【池田 孝明(いけだ たかあき)】で、決して現政権を
快く受け入れているわけではないが、『和輝は父親と違ってうつけ者、ただの放蕩息子だ』と
思い込んでいるため、何かと非協力的。孝明を動かすため、英理は和輝に利用される。

【教団代表の娘】
▼荒本 睦美(あらもと むつみ) CV:草柳順子
【民権党】と連立政権を樹立する【幸平党(こうへいとう)】の
支援宗教団体【翔世会(しょうせいかい)】代表の娘。
あまり感情を表に出すタイプではなく、淡々とした口調で話す少女。
思った事をそのまま口にしてしまう性格で、決して人当たりが良いとはいえないものの、
他人とのコミュニケーションに困るというほどでもない。
黙っていれば普通の少女だが、教団の考え方が当たり前になってしまっているため、
あまり悪気もなく他の宗教を『邪教』と呼び、不幸のあった人間に対して
『信心が足らなかった』などと平然と口にしてしまうところがある。
父親である教団代表の言葉は神の代弁として絶対のものとなっている。
睦美の若さと美しさは教団の権威を広める上で絶好の広告塔となっており、【会員】と呼ばれる
信者の繋ぎ止めや確保に利用されているが、当人は『役に立てている』程度にしか考えていない。

【人気若手ファッションモデル】
▼光善寺 恋(こうぜんじ れん) CV:藤沢美月
外件省官僚の娘にして、人気若手ファッションモデル兼タレントであり女優。
大日テレビでお天気キャスターも務めている。
女優やキャスターとしての才能は皆無に等しく、特に明確な目標や情熱も持たず流されるまま
芸能人をやっている恋を陰で罵る者もいるが、見た目の良さとおっとりとした雰囲気が意外と
茶の間に受けが良く、強力なコネのせいもあって周囲は腫れ物に触わるような扱いをしている。
ただしそんな中でも公益財団法人【JUDEMO(Japanese urgent disaster emergency measures
organization=日本緊急災害救急対策機関)】のシンボルとしての活動には熱心で、
中でも子供たちへの支援や性犯罪撲滅を常日頃から訴えかけている。
その背景には、性に緩い両親を反面教師として育ったための潔癖な性格が影響している。
当然ながら【JUDEMO】は外件省官僚との繋がりも強く天下りの巣窟となっていて、
集めた寄付金を横流しする事で潤っている上に【民権党】の活動資金源にもなっているが、
恋はその事実を知らず、イメージキャラクターとして利用されている。