海外へ単身赴任した父親を見送り大学生の息子と二人きりの生活を送ることになった主婦の陽子。

親子水入らずの生活をおくるうちに徐々に拡がっていく言葉に出来ない違和感。
息子の私を見る目にギラギラとした欲望の欠片を本能的に感じるようになったのだ。

50歳を迎えた、しかも実の母親にそんな感情を抱くはずはない。
そう言い聞かせて普段通りに過ごすものの息子の欲望は陽子がはっきりと感じることが出来るようになるほど、日々エスカレートしていく。

そして陽子もまた息子の行動に、自身の閉経が近づいた女の肉体が訴える淫らな性欲を刺激され自慰に耽るようになってしまう。

一つ屋根の下の密室に蠢く2人の淫欲はやがて来る禁忌と瞬間へと歩み始めていた・・


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