■がるまにオリジナル特典■
■■SS「ゆれる」付■■
2,000文字の特典ショート・ストーリー。
～あらすじ～
本編ストーリーが始まる前の誠の行動や心情が読めます。
和臣から託された真実とは?
〈生贄〉〈生き神〉そして、〈復讐〉
複雑に「ゆれる」誠の心境をどうぞお楽しみください。

≪逝き神様の生贄婚とは≫
舞台は、因習が現代まで残る祝人村。

東塚（とうづか）家の男は
昔から村の災厄の身代わり（生贄）となる役目を担っていたが、
余所（よそ）者の娘を娶（めと）り、生き神として祀（まつ）ることで、
自身と東塚家に災厄が降りかからないよう、手を打ち始めていた。

「生贄がさらなる生贄を求める」行為を村人達は見て見ぬ振りをした。

――ゆえに。

東塚家の生き神がどのように祀られ、
どのように祈っているのか。

東塚家以外、誰も知らない。

トラツグミがひときわ大きい啼き声を上げた――

≪登場人物≫
■渡世誠（CV： 河村眞人）
年の離れた姉を慕い、姉をあっさり病死させた東塚和臣を憎む。

「自己紹介が遅れました。俺は渡世誠（わたせ・まこと）といいます
「俺も地元からあんま出たことなくて。地元は祝人村の隣村（となりむら）なんですが、同じくらいの田舎で」
「――けど、貴女に好きな人ができたら妬けちゃうな、俺」
「祀り方なんて知らねーよっ! ただ和臣は俺に――俺に『祈祷所に行けばわかる』って」

■ヒロイン
OLとして東京で働く。ひとり暮らし。母に女手ひとつで育てられており、父親を知らない。

≪関連URL≫
http://black-lady.com/p/ikeniekon

※18歳以上推奨 全編ダミーヘッドマイク使用

1. 渡世誠
2. 十三の差
3. 番いの歓び
4. 祝人村
5. 愛と嘆きの祀り
6. ――祝人村のために