金玉汁がカラッポになるまで暴走が止まらない事故だらけのセクサロイド研究所

あるところに廃止寸前に追い込まれたアンドロイド研究所があった。

博士が制作するアンドロイドは独自に開発したAIを搭載した頭脳と
人体構造学に基づき設計されたリアルなボディーで作られていてとても高性能であった。

ただどうしてもクリアできない問題がひとつあった。
それはAIが必ずと言っていいほど暴走してしまうのである。

更には自らの学習機能により自我が目覚め出すと暴走が加速し、全く制御することができなくなってしまう。

こんなことが続いて、いつからか「事故だらけのアンドロイド研究所」と馬鹿にされるようになった。

そんな博士であったが、倒産寸前の研究所の起死回生を図るためセックスに特化したアンドロイドの開発に手を出した。

某アニメから名前を借り、それを“セクサロイド”と名付け、「メイドモード」「彼女モード」「痴女モード」と
３つの特徴をプログラムした人間型セックスマシーンだ。

AIの学習能力により緊急停止ボタンの意味を理解し始めているので早急にテストを終わらせなければならない。

念のため暴走が加速して制御不能になると命にかかわるので「緊急停止ボタン」を手元に置いてテスト運転に挑んだのだが…