幼い頃からずっと一緒だった親友の真城恭弥と、人狼の月森牧田。
いつも隣にいるのが当たり前だった二人――でも、成長するにつれてその関係に影が差し始める。

人間に恐れられる自分と、周囲にモテる恭弥。
「人間と人狼は一緒にいちゃダメだ」
そう自分に言い聞かせながら、牧田は強がりな態度で恭弥を突き放し続ける。
けれど、恭弥は女の子に囲まれても目もくれず、ずっと牧田だけを見つめていた。

ある日、女の子に告白された恭弥に向かって、牧田は挑発する。
「…お前、できんの?俺と毎日こーやって遊んでばっかなのに…女の子とそーいうこと…俺が教えてやろうか…?」
明らかに強がって、知ったかぶる牧田に、恭弥は思わず笑みを浮かべる。
――据え膳食わぬは男の恥。
その日を境に、恭弥はじっくりと時間をかけて、牧田の身体も心も自分色に染めていく。

しかし、満月が近づくある日――
人狼としての本能が強くなる時期に、水族館デートで些細な喧嘩をしてしまう。
「人間のお前は人間と一緒にいるべきだ、亜人の俺といるべきじゃない…離せよ！」
牧田は、思わず恭弥を階段から突き飛ばし、怪我をさせてしまう。
「…人間！俺に寄るな！また痛い目を見たいのか…?
今度こそ俺の牙がお前の喉笛を引き裂き、嚙み殺してしまうぞ！」

―どんなに抗っても、心も身体も彼に惹かれてしまうのに。

逃れられない執着愛と快楽調教。
親友幼馴染×無知&チョロ甘ツンデレ人狼、イチャラブ発情期ストーリー♡