■プロローグ
季節は夏、梅雨の終り。
雨も過ぎ去り湿った空気が晴れて、夏本番が近づく季節。
男は宿の予約をしていた。
村では今年は花火大会をやるらしく、それに合わせて日程も調整することにした。
電話口の向こうからは久しぶりに聞いた声。
この日だけの特別便となったバスで村まで来た。
バス停に降りると、涼しげな浴衣を着た女性がこちらに微笑みかけてきた。
【紅花】
「よっ、お久しぶり。今日みたいな特別な日に足を運んでくれるなんて嬉しいねー……ってか旦那様、あたしのコト覚えてる? ……モチのロンだよねぇ」
【紅花】
「いやー、随分と日が空いちゃったからさ。あっけらかんと忘れてたりしてんじゃないかなーと思って。あたしはずっと覚えてたよ、旦那様のこと。嘘じゃないよ、本当だよ。」
【紅花】
「……ハハハー、バツが悪そうにしてるね。いいねぇ、今日はとことん困らせてあたしに付き合ってもらおう。ふふ、どれぐらいの仲だと思ってるの。遠慮は……もう殆どいらないでしょ」
■作品構成
・夜の部
1:待ち合わせ……紅花と久しぶりの出会い。いつもと違い賑やかな村を紅花と共にゆっくり歩く。離れた時間を縮める会話はそれほど必要ではなくすんなりとあの日に戻れる。
2:喧騒を離れる……賑やかな村を少し離れ、紅花が特別に設えた場所へ。酒盛りをしつつ2人だけの世界。
3:耳かきと回顧……耳かきをしつつこれまでのことなどを。会話の最中、花火がはじまる。
4:涼月の煙火……花火が打ち上がる中、紅花はあなたをじっくりたっぷりと弄くり回す。耳舐め、キス、手コキ、お掃除フェラ。
■作品ポイント
・離れた時間は縮まる……紅花とあなたはかなりの間会っていません。ですが、離れた時間の長さは更に2人の距離を縮めました。
・涼月の煙火……遠く打ち上がる花火や微かに聞こえる喧騒。アブノーマルな中で盛り上がる行為を楽しんでください。
・全てバイノーラル……全篇を通じてバイノーラルで収録しております。目を瞑り、布団に横になり、音に集中して頂き、この世界に是非没入してください。
■出演
紅花(こうか):北見六花 様
■制作
サークル:うたかた
シナリオ,編集:尼子直次
イラスト:池谷神楽
■同人音声サークル「うたかた」Twitter
https://twitter.com/utakata2017