天王寺鴇典は、かつて憧れていた女性の存在を忘れられずにいた。
姉の友人であった彼女は、鴇典の両親の離婚をきっかけに疎遠になってしまい
その後数年、連絡はおろか今何をしているかすら分からない。

淡い恋心をこじらせ、かつて姉にしていたように自分も甘やかしてほしいと思っていた鴇典は
ある日Honey Milkの存在を知り、もう会えないであろう彼女を諦める為にも
思い切ってバーの扉を開く。

そんな鴇典とマッチングしたのは、まさかの当の本人で――――?

「えっ、…え?あの、え?マジ?いや、やっほーじゃなくて」
「姉ちゃんの…お友達の人……です?」

まさかの再会にパニックになる鴇典をなだめ、自身もまた鴇典に淡い思いを抱いていたあなたは
「二人きりになれる場所に行こう」と提案し……♡