あらすじ
主人公が大金に惹かれて地方豪族の青年と死後結婚をしたら、
人ならざる存在と化した婿に体を求められ続け、最終的に妊娠します。


岡部千秋(おかべちあき)は、自身の遠い親戚だという神領(じんりょう)家から、

『若くして亡くなった息子、一樹(かずき)を弔いたい。死後結婚の花嫁役になって欲しい。』と持ちかけられる。

『死後結婚』という奇妙な縁談に困惑しながらも、大金に惹かれた千秋は花嫁役を快諾した。
そして大きな問題もなく、死んだ花婿と、生きた花嫁の『冥婚』が執り行われた。


花婿の出棺も骨上げも終わり、約束通り大金も手に入った。

特におかしな事はない。


……死んだはずの花婿が、笑みを浮かべて、佇んでいる事以外には。


詳しい説明
冥婚を挙げた後。
亡くなっているはずの婿の青年が現れ、主人公の体を性的に求め続けます。
婿はすっかり人ならざる存在になっています。

婿はちっとも人の事情も都合も考えず、話も通じません。
大変押し付けがましい感情と劣情だけをぶつけてきます。


バッドエンドものなので、主人公の反抗心は高く、
イチャラブ要素は無く、婿だけが嬉しそうな結末となっています。
最終的に主人公は婿の子を身籠もってしまうので、どうしようもありません。

関わってはいけなかったであろう家に関わってしまい、
得体の知れないものと化した婿を押し付けられた主人公。
なんの解決手段も存在しない中、婿は執着心を持って、
「受け入れて欲しい」と強要しながら主人公の心をへし折ろうとして来ます。
選択肢を間違えた結果行き着くような、どん詰まりルート漫画です。


手軽に嫌な末路を見届けたい方におすすめの一本です。

本文20項。