「おにいちゃんたちと、仲良くね?」~やさしいおにいさんたちとの強制軟禁囲われおままごと生活~試聴
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2024年7月2日公開
「おにいちゃんたちと仲良くね?」
――仕事で忙しい親はそう言って、隣の家に幼いあなたを預けていた。
親が傍にいない寂しさを埋めてくれたのは、いつだって2人のかっこいいおにいちゃん達だった。
お人形遊びやおままごとに付き合ってくれたり、嫌いな食べ物を食べてくれたり、夜に眠れない時は絵本を読み聞かせてくれたり……。
でも、ある日突然彼らは親の仕事の都合で引っ越すことになって……。
それから■年後。おにいちゃんたちと離れたくなくて大泣きしていたあなたも大学生になり、上京して一人暮らしを始める。
新生活への期待胸を膨らませながらも、なにからなにまで初めて尽くしで少々お疲れ気味……しかも最近は誰かに監視されているような出来事まで起きる。
一人でいることに耐え切れなくなった時、突然彼らから連絡が来るのだった。
「おばさんから聞いた。いま東京なんだって?」「久しぶりに会わない?」
すぐに連絡を返し、憧れのおにいちゃん達と再会するあなた。
ちょっとだけ見た目は変わっても中身は昔と変わらない優しい彼らとの再会を喜びつつ、慣れない土地で再会した気の許せる相手についつい弱音を漏らしてしまう。
すると彼らは嫌な顔一つせず、付き纏いが治まるまで自分たちが住むマンションに住むことを提案してくれる。
そして、昔と同じ感覚であなたはそれを受け入れるのだった。
しばらくすると付き纏い行為も見られなくなり、あなたは東京での暮らしに慣れ始めた。
何もかもが順調で、楽しい毎日――だが、それもつかの間のことだった。
あなたの交友範囲が広がっていくにつれ、3人の歯車が狂い始める。
「帰っちゃうなんて寂しい……ねぇ、今度は君が俺たちの寂しさを埋めてよ」
「ヤダなんて言うなよ。あの頃もよく言われただろ? ――おにいちゃんたちと、また仲良くしよう?」
「――大きくなったらお兄ちゃん『たち』と結婚する」
幼いあなたの遊びに付き合ってくれていた優しい優しいおにいさんたちとの「おままごと」に、今度はあなたが付き合わされることになる、救いの無いお話。