妖神鎮め ~少女の決断、御子の決意~

妖神鎮め ~少女の決断、御子の決意~
■ストーリー 福岡県内にある葉華国際学園に通う「八女 緑(やめ みどり)」。 彼女は、ある日恋人の「門司 湊太(もじ そうた)」が、見知らぬ女性と駅前を歩いている姿を見てしまう。 浮気を疑い後を追った緑だが、湊太と謎の女性が向かった先は、 英彦山と呼ばれる福岡県内でも二番目に標高の高い山。 途中で湊太と女性の姿も見失ってしまい、深い森の中をさ迷う羽目になってしまう。 そして、懸命に歩き続けた先で緑が見たものは、 ビニールシートの上に綺麗に折り畳まれた湊太と女性の衣服だった。 浮気の疑いを色濃くする緑。 しかし、その場に現れたのは湊太ではなく、見たこともないような人型の怪物だった。 恐怖のあまり逃げ出した緑だが、ますます森の中に入り込んでしまう。 今のは何だったのか。 幻覚でも見てしまったのか。 あるいは、何かの動物を見間違えてしまったのか。 混乱する緑の前に次に現れたのは、とても常識では考えられないほど巨大なトカゲだった。 目の前の存在に、命の危険を感じる緑。 恐怖に耐え切れず、森の中に悲鳴を響き渡らせた瞬間、 両者の間に割って入って来たのは先に見た人型の怪物だった。 互いに敵対しているのか、争いを始める二種の怪物。 呆然とする緑の前で、やがて勝利は人型の怪物が収めることとなる。 ――次は自分の番かもしれない。 死を覚悟した緑はまぶたを閉じたが、怪物が襲ってくることはなく、 代わりに聞こえてきたのは人の声だった。 おそるおそる目を開ける緑。 彼女の目に飛び込んできたのは―――― 「湊太の……浮気相手…………」 ----------------------------- 悪夢のような出来事から翌日。 緑は様々な事情を説明してもらうため、湊太とともに彼の職場である「御静屋」へと向かう。 そこで彼女が知ったのは、「妖神」と「御子」の存在だった。 自然の穢れを己の身に吸収しそれを人間に還そうとする妖神。 人々の生活を守るために妖神を鎮めることを生業とする御子。 そして、そんな御子の活動を支えている組織の御静屋。 湊太、そして彼の浮気相手だと疑っていた女性―― 「梅枝 杏子」は、御子へと姿を変える人外の能力を持っていた。 あまりにも非日常な話に困惑する緑。 しかし御子の姿となった湊太を見て、これが現実であることを理解する。 果たして、自分はどうすれば良いのか。 御子として命を懸けてまで、「妖神鎮め」を行おうとする湊太にどう接していけば良いのか。 緑にとっての穏やかな日常が、静かに壊れ始めていた……。 ■登場キャラクター ●八女 緑 (CV:咲ゆたか) 物語の主人公。 葉華国際学園の二年生。 「門司 湊太」とは、同じ部活だったことをきっかけとして交際を開始した。 しかし、御子や妖神について話してもらったことはなかったため、 彼が進学したはずの大学を辞めて、御静屋に就職したことは全く知らなかった。 ある日、湊太が「梅枝 杏子」と歩いているところを発見し、 彼の後をついて行ってしまったことから、御子や妖神といった存在と関わりを持つようになってしまう。 果たして、自分はどうするべきなのか。 その答えを出すために、やがて緑は御静屋と本格的な関わりを持つようになっていく……。 「自分が何をやりたいか、かぁ……」 ●門司 湊太 (CV:夏村伊介) 御静屋・福岡支部に属する青年。 「八女 緑」の恋人であり、葉華国際学園の卒業生。 御子への変身能力を持っており、「佐瀬 保」のサポーターとして妖神鎮めを行っている。 もともと両親が御静屋の関係者であったため、子供の頃から御子としての修行を積んできた。 一度は大学に進学したものの、自分のやりたいことを見つめ直し中退。 福岡支部に所属し、保のサポーターとして活動することを決意した。 しかし、様々な事情から緑に言い出すことができず、 結果として浮気の疑いをかけられることになってしまった。 「緑も覚悟した上で来てもらわないと、きっと後悔することになるから……」 ●梅枝 杏子 (CV:木多野あり) 御静屋・福岡支部に属する女性。 御子への変身能力を持っており、主に福岡県内の海での妖神鎮めを担当している。 両親が御静屋の関係者であったため、子供の頃より御子になることを目指して成長してきた。 二年ほど前に福岡支部に赴任し、現在は重要な戦力として頼りにされている。 御子としては十分に一人前のため、後継者を育てることも求められているのだが、 今のところ本人にそのつもりはない。 妖神鎮めに向かう際も、サポーターはつけず一人で行動している。 ある日、同僚の「門司 湊太」と妖神鎮めに向かっているところを「八女 緑」に見られてしまい、 浮気相手なのではないかと疑われてしまった。 「だったら、時間をかけて話していくしかないんじゃない?」 ●佐瀬 保 (CV:黒木大) 御静屋・福岡支部に属する男性。 御子への変身能力を持っており、主に福岡県内の山での妖神鎮めを担当している。 戦闘能力は極めて高く、これまでにも数々の成果を上げている。 現在は、湊太をサポーターにつけて活動しており、自分の後継者として教育中。 彼が一人前になった時点で、前線からは退こうと考えている。 見た目は渋いが、性格はわりと軽い。 また、ヒーローもののノリで、変身するときには「変身っ」と叫び、 湊太にもそれを教え込んでいるのだが、今のところ受け入れられていない。 首に巻いた赤いマフラーは、心の師匠のトレードマークを真似ているとのこと。 「変身っ!」 ●呼子 伊香 (CV:長月よつか) 緑のクラスメイト。 緑とは仲が良く、昼食を一緒にとったり、休日には一緒に遊びに出掛けたりする。 一方で、将来についてはしっかりと考えており、緑にプレッシャーを感じさせる一面も。 御子や妖神といった存在のことは、一切知らない。 「……わかりやすい嘘だけど、必要な時は相談に乗るから」

妖神鎮め ~少女の決断、御子の決意~

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2015年9月25日公開

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■ストーリー
福岡県内にある葉華国際学園に通う「八女 緑(やめ みどり)」。
彼女は、ある日恋人の「門司 湊太(もじ そうた)」が、見知らぬ女性と駅前を歩いている姿を見てしまう。

浮気を疑い後を追った緑だが、湊太と謎の女性が向かった先は、
英彦山と呼ばれる福岡県内でも二番目に標高の高い山。
途中で湊太と女性の姿も見失ってしまい、深い森の中をさ迷う羽目になってしまう。
そして、懸命に歩き続けた先で緑が見たものは、
ビニールシートの上に綺麗に折り畳まれた湊太と女性の衣服だった。

浮気の疑いを色濃くする緑。
しかし、その場に現れたのは湊太ではなく、見たこともないような人型の怪物だった。

恐怖のあまり逃げ出した緑だが、ますます森の中に入り込んでしまう。
今のは何だったのか。
幻覚でも見てしまったのか。
あるいは、何かの動物を見間違えてしまったのか。

混乱する緑の前に次に現れたのは、とても常識では考えられないほど巨大なトカゲだった。

目の前の存在に、命の危険を感じる緑。
恐怖に耐え切れず、森の中に悲鳴を響き渡らせた瞬間、
両者の間に割って入って来たのは先に見た人型の怪物だった。

互いに敵対しているのか、争いを始める二種の怪物。
呆然とする緑の前で、やがて勝利は人型の怪物が収めることとなる。

――次は自分の番かもしれない。

死を覚悟した緑はまぶたを閉じたが、怪物が襲ってくることはなく、
代わりに聞こえてきたのは人の声だった。

おそるおそる目を開ける緑。
彼女の目に飛び込んできたのは――――

「湊太の……浮気相手…………」

-----------------------------

悪夢のような出来事から翌日。
緑は様々な事情を説明してもらうため、湊太とともに彼の職場である「御静屋」へと向かう。
そこで彼女が知ったのは、「妖神」と「御子」の存在だった。

自然の穢れを己の身に吸収しそれを人間に還そうとする妖神。
人々の生活を守るために妖神を鎮めることを生業とする御子。
そして、そんな御子の活動を支えている組織の御静屋。

湊太、そして彼の浮気相手だと疑っていた女性――
「梅枝 杏子」は、御子へと姿を変える人外の能力を持っていた。

あまりにも非日常な話に困惑する緑。
しかし御子の姿となった湊太を見て、これが現実であることを理解する。

果たして、自分はどうすれば良いのか。
御子として命を懸けてまで、「妖神鎮め」を行おうとする湊太にどう接していけば良いのか。

緑にとっての穏やかな日常が、静かに壊れ始めていた……。

■登場キャラクター
●八女 緑 (CV:咲ゆたか)
物語の主人公。
葉華国際学園の二年生。
「門司 湊太」とは、同じ部活だったことをきっかけとして交際を開始した。
しかし、御子や妖神について話してもらったことはなかったため、
彼が進学したはずの大学を辞めて、御静屋に就職したことは全く知らなかった。
ある日、湊太が「梅枝 杏子」と歩いているところを発見し、
彼の後をついて行ってしまったことから、御子や妖神といった存在と関わりを持つようになってしまう。
果たして、自分はどうするべきなのか。
その答えを出すために、やがて緑は御静屋と本格的な関わりを持つようになっていく……。

「自分が何をやりたいか、かぁ……」

●門司 湊太 (CV:夏村伊介)
御静屋・福岡支部に属する青年。
「八女 緑」の恋人であり、葉華国際学園の卒業生。
御子への変身能力を持っており、「佐瀬 保」のサポーターとして妖神鎮めを行っている。
もともと両親が御静屋の関係者であったため、子供の頃から御子としての修行を積んできた。
一度は大学に進学したものの、自分のやりたいことを見つめ直し中退。
福岡支部に所属し、保のサポーターとして活動することを決意した。
しかし、様々な事情から緑に言い出すことができず、
結果として浮気の疑いをかけられることになってしまった。

「緑も覚悟した上で来てもらわないと、きっと後悔することになるから……」

●梅枝 杏子 (CV:木多野あり)
御静屋・福岡支部に属する女性。
御子への変身能力を持っており、主に福岡県内の海での妖神鎮めを担当している。
両親が御静屋の関係者であったため、子供の頃より御子になることを目指して成長してきた。
二年ほど前に福岡支部に赴任し、現在は重要な戦力として頼りにされている。
御子としては十分に一人前のため、後継者を育てることも求められているのだが、
今のところ本人にそのつもりはない。
妖神鎮めに向かう際も、サポーターはつけず一人で行動している。
ある日、同僚の「門司 湊太」と妖神鎮めに向かっているところを「八女 緑」に見られてしまい、
浮気相手なのではないかと疑われてしまった。

「だったら、時間をかけて話していくしかないんじゃない?」

●佐瀬 保 (CV:黒木大)
御静屋・福岡支部に属する男性。
御子への変身能力を持っており、主に福岡県内の山での妖神鎮めを担当している。
戦闘能力は極めて高く、これまでにも数々の成果を上げている。
現在は、湊太をサポーターにつけて活動しており、自分の後継者として教育中。
彼が一人前になった時点で、前線からは退こうと考えている。
見た目は渋いが、性格はわりと軽い。
また、ヒーローもののノリで、変身するときには「変身っ」と叫び、
湊太にもそれを教え込んでいるのだが、今のところ受け入れられていない。
首に巻いた赤いマフラーは、心の師匠のトレードマークを真似ているとのこと。

「変身っ!」

●呼子 伊香 (CV:長月よつか)
緑のクラスメイト。
緑とは仲が良く、昼食を一緒にとったり、休日には一緒に遊びに出掛けたりする。
一方で、将来についてはしっかりと考えており、緑にプレッシャーを感じさせる一面も。
御子や妖神といった存在のことは、一切知らない。

「……わかりやすい嘘だけど、必要な時は相談に乗るから」

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