シオンの血族　～この不確かな世界と天使たちの輪舞曲～

■□■ストーリー■□■
「それは、遠い遠い血の記憶だ──」

皇統を守護する、女魔術師の家系──紫苑寺（しおんじ）

その正体は闇の世界の住人、吸血鬼（アプヌース）の一族である。

紫苑寺の一族の中で唯一の男子、紫苑寺ミコトと、その姉である紫苑寺有葉は
名家、和晃院（わこういん）家の血を継ぎ、紫苑寺の親戚でもある和晃院静佳と
性的奉仕人形（セクサロイド）のノウェムと共に、深い森の中で暮らしていた。

楽しい日常。全寮制のお嬢様学院、紫杏（しきょう）学院に通う少女たち。

しかしそれあ、紫苑寺に仇なす組織、
全地普遍教会（カトリコス）の聖職者（シスター）──ソフィアの強襲によって、終わりを告げる。

血に刻まれし原初の記憶。消えていく学院の少女たち。
そして来たる、復讐の時。

揺らぎ、不確かになる世界の中で、己を信じる道を示すため、
銀貨三十枚の代償を負いし少年と
彼を取り巻く少女たちの戦いが今、幕を開ける！

■□■登場キャラクター■□■
●紫苑寺 ミコト
主人公。吸血鬼（アプヌース）の一族である紫苑寺の末裔。
純粋で惚れっぽく、気に入った女性はみんな自分の妻にして、愛でるものだと考えている。
有葉の双子の弟だが、幼少期に理由あって家族から引き離され別の場所で暮らしていた。
今は紫苑寺の土地に戻り、紫杏学院の学院長としての業務や、資産運用などの仕事に精を出している。
強い魔力と、戦闘能力を持っている、謎多き青年。

●紫苑寺 有葉（しおんじ・ありは）　CV：田中美知
ミコトの双子の姉。吸血鬼（アプヌース）の少女。
女系一族である紫苑寺家の当主。
祖母初音の代行として、紫苑寺の長として、皇統を守護する、九重正護役の役割にも就いている。
家庭的で、面倒見が良く、責任感も強い。
ミコトを溺愛しており嫉妬深いが、良識派でもあり、感情と良識の板挟みになることも。
存在自体が罪である吸血鬼の血をミコトが広めようとすることに、疑問を抱いている。
炎を操る能力を持ち、その業火はあらゆるものを焼き尽くす。

●和晃院 静佳（わこういん・しずか）　CV：天天
軍事産業によって一財を築いた和晃院家の一人娘。
紫苑寺の血縁であり、有葉やミコトの幼なじみでもある。
紫苑寺が経営する全寮制のお嬢様学院『紫杏学院』の一年生。
義理堅く、姐御肌でもあり、楽院生たちにとても慕われている。
ミコトや有葉ほどではないとはいえ、魔力は高いのだが、博愛主義的な一面があり、
攻撃系の魔法を使うことはなく、重力制御の魔法を操る。
訳あって寮ではなく、紫苑寺の屋敷で、ミコトや有葉と共に暮らしている。

●ノウェム　CV：涼森ちさと
ミコトが闇のオークションで落札した、性的奉仕機械人形（セクサロイド）の少女。
肉体構造は人間に近いようにデザインされており、経験は無いが、性的奉仕技術は高い。
静止軌道上に存在している『無限書庫』と呼ばれるデータベースと
交信することにより、様々な情報を引き出すことが可能。
元々、軍事用の兵器として造られたものを愛玩用に改良されているため
強大な魔力と戦闘能力を有している。
まだ自我が薄く、精神的には未熟だが、購入者であるミコトに忠誠を誓っている。

●ソフィア　CV：民安ともえ
全地普遍教会（カトリコス）に所属する、聖職者（シスター）。
吸血鬼（アプヌース）撲滅のため、紫苑寺の屋敷に乗り込んでくる。
特技は機械弄りと、武器生成の魔術。

●藤堂 冬子（とうどう・ふゆこ）　CV：カンザキカナリ
紫苑寺家に仕えるメイド。ミコトに翻弄される。

●紫苑寺 初音（しおんじ・はつね）　CV：理多
ミコトたちの祖母。
本来は、皇国を護る役目である九重正護役であるのだが、
屋敷の地下に籠もり続け、人前に姿を現していない。
『回春』の能力によって、若返り続けている。

●橘 美麗（たちばな・みれい）　CV：朝咲そよ
日本有数の名家、橘家のお嬢様で、紫杏学院1年B組の学級委員長。
編入してきたソフィアやノウェムの面倒を見る。
学院長である紫苑寺ミコトを敬愛している。

●五十嵐 京霞（いがらし・きょうか）　CV：あさり☆
ソフィアやノウェムと同じ1年B組に所属する、おとなしい図書委員の少女。
静佳が寮に住んでいた時代のルームメイトでもある。
吸血鬼を惹きつけてしまう体質を保持している。

●進藤 若菜（しんどう・わかな）　CV：水神楓
ソフィアやノウェムが転入する1年B組に所属している、元気なお気楽少女。
静佳のことを尊敬し、愛している。

●高宮 咲恵（たかみや・さきえ）　CV：天野咲月
剣道部に所属する真面目な一年生。
有葉には及ばないが、剣の腕前はかなりのものである。
千代とは幼なじみの関係にあたる。

●長岡 千代（ながおか・ちよ）　CV：篁瑞帆
剣道部に所属する元気少女。
幼なじみの関係にあたる咲恵のことを敬愛している。