体験版 25ページ
本編 84ページ（セリフ付き）

■あらすじ
所属タレントに売春を強要する悪名高いブラック企業「モコエンター」。

そこでは、対照的な魅力で絶大な人気を誇る姉妹――ハナとリナによるアイドルグループ
「Nana Twinkle☆Ruby」が活動していた。

姉でありグループのリーダーを務めるハナは、優しい笑顔と完璧なファンサービスで男性ファンを魅了している。
しかしその裏では、プロデューサー・山下健児と密かに関係を続けていた。

姉妹の公演が終わった夜、健児は二人を車で送ると申し出る。
だが妹のリナは「約束がある」と先に帰ってしまい、ハナと健児は二人きりになる。

リナには内緒で交際していた二人は、久しぶりに閑静な公園でのデートを楽しむ。
夜の冷たい空気の中、関係が露見することを恐れるハナに、健児は「こんな時間に誰も来ない」と囁き、緊張を解いていく。

やがてベンチで激しいキスが始まり、健児の手はハナの豊かな胸へと伸びる。
「外では人に見られるかも……」
顔を赤らめたハナは、場所を変えようと誘う。

「家に誰もいない。リナも今日は遅くなりそうだし……」

ハナの家へ向かった二人は、抑えていた欲望を解き放つようにリビングで唇を重ねる。
上着のボタンが外され、張り詰めた胸が露わになった瞬間、アイドルとしてのハナは消え去り、快楽に溺れた女の顔を見せる。

スカートを捲り上げられ、前戯から後背位へと行為は自然に移り、激しい息遣いが部屋中に充満する。
快感に理性を失ったハナは、震える足で必死に身体を支える。

やがて二人はハナの部屋へ移り、本格的に身体を重ねていく。
健児の巧みな舌技に、ハナはのたうち回りながら何度も絶頂へ導かれ、
ぐっしょり濡れた奥へと彼を受け入れる。
絶頂のたびに、快感の涙を流しながら健児の名を叫ぶハナ。

その頃、約束がキャンセルになったリナは、思いのほか早く帰宅していた。
眠っていた彼女は妙な物音で目を覚まし、音のするハナの部屋の前へと辿り着く。
そっと扉を開けて覗いた先で目にしたのは、姉の衝撃的な姿だった。
わずかに開いた扉の隙間からは、相手の男の顔までは見えない。

「お姉ちゃん、変……何してるの？ あの男は誰……？」
「でも……なんか……すごく……気持ちよさそう……」

淫らな喘ぎ声に、リナの身体も反応し始める。
いつの間にか濡れ始めた下着の中に手を入れ、敏感な部分を刺激するリナ。
姉の声と自分の荒い息遣いが重なるその瞬間、彼女は相手の男の正体を知ることになる。

欲情とも別の感情ともつかない衝動に身を委ねるリナ。
快楽に身を任せ、汗と精液で艶めく身体を揺らすハナ。
そして狂乱の夜を堪能し、ハナを求め続ける健児。

三人の欲望が交錯する一夜と、信じていた姉の衝撃的な裏切り。
姉妹を飲み込み始めた破滅の嵐が、今、幕を開ける。