## あらすじ
余る才覚を濫用し他人を挫き、「一番」を奪うことを暇つぶしとする未希ちゃんと
自分を「一番」に慕う男を育てるのが生きがいな霧様。 霧様が男を調教すれば、 未希ちゃんは誑かし略奪する。
未希ちゃんが誘惑すれば、霧様は動じぬよう躾ける。
鮮やかなまでの利害の不一致こそが彼女らを結びつける赤い導火線。
今回は次期生徒会長有力候補の現生徒会書記くんである貴方巻き添えに奪い合い、彼女たちは火花を、貴方は白い液をまき散らす。 これはそんな作品です。
## 続編とのつながりについて
この作品は当サークルの
Game with Perfect Equilibrium ~二律背反逆NTRゲーム~
(
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ293992.html)の直接の続編になります。
しかし、冒頭において彼女たちのやり取りから二人の関係性を推し量れるようにしてありますので本作単品で楽しむことが可能です。
とはいえ、冒頭で1から100まで懇切丁寧に説明されているかといえばそうではないので前作を聴いていた方がよりスムーズに本作に没頭できる場合もあるかもしれません。
作者的にはどちらでもいいです。
事前に聴いていただいても、そうでなくとも、どちらの視点でも違った味わいが出るように設計して作ってあるので、
今ご自身が持ってる視点、それをどう使うかは貴方自身で決めていただければと存じます。
私からは申し上げたいことは一つ。
もし本作品を通じて本シリーズが気になりましたら、他の作品も聴いていただると嬉しいです。
## トラック概説
通常、本シリーズは主人公の未希ちゃんが未希ちゃんの「視点」からあらすじを紹介していただいているのですが、
本作品では彼女の「視点」が欠けたままストーリーが進行する箇所があるためにそのようなふざけた手法を取ることができません。
また先述の不親切さもあるため、あらかじめお伝えしておきたい意図や留意点伝えるべく作者視点にてあらすじをご紹介いたします。
### ep0:Re:spect each other【相思相愛】
再生時間:13分30秒程度
今回の対立する目的を紹介するトラックになります。
二人の関係性や人間性を掴めるよう二人の他愛ないやり取りにてお送りしてあります。
### ep1:Re:gal principal【帝王定理】
再生時間:34分程度
射精タイミング:33分頃
霧様のパートです。
ちょっと特殊なのですが、まず略奪される側の女の子に愛着を持ってもらうために、最初に略奪される側の女の子様主体このパートを作成しました。
特定のプレイに沿って進むというより彼女の目指すマゾの形みたいなもの、そのSM思想に沿わせるように作成してあります。
多分彼女の考え方は音声作品に登場する女の子様の中でマイノリティ側の考え方だと思うので、心から共感できるマゾの方は多くはないと踏んでいるのですが、
共感できずとも、こういう思想を持つ女の子様もいるんだと思いつつ聴いてくだされば幸いです。
ここは一番最初ながら本作品で一番とっつきにくく作中で最もキャッチーでないトラックかと思っているので、早めに済ませる意味でも全編をサンプルに挙げてあります。
### ep1.5:Re:ndezvous【約束】
再生時間:11分30秒程度
このトラックはep2へのブリッジとなるトラックです。
略奪する側の未希ちゃんが登場し、なんやかんやあって、三人でのデートの約束を取り付けます。
そのなんやかんやの部分が本トラックになります。
本来約束を取り付けるだけのトラックならそれほど尺は要さないのですが、色々考慮した結果この内容、この尺になりました。
色々の箇所は皆様にお任せしますが、尺と内容に゙比してそれほど余計な箇所はないのではないかと作者自身は思っております。
### ep2:Re:gina & Princess 【女王様とお姫様】
ここからデートパートです。いくつかのトラックに分けて、デートという状況下で貴方を巡って未希ちゃんと霧様のバトルが繰り広げられます。
#### ep2-A:intro
再生時間:9分程度
イントロです。
また日常パートです。デートと称し、いきなりエロシーンに入るのはそれはそれで野暮と思ったので、彼女たちのキャラを掘り下げる役割を兼ねて何気ないデートの一幕をお送りします。
キャラの掘り下げ中心なので優先度は低めです。よければ聴いてください。
#### ep2-B:Miki's Turn
再生時間:15分程度
射精タイミング:13分30秒頃
おまたせしました、エロシーンです。すみません。
ほんと難儀ですよね、この作品。
私が文で紹介するよりサンプル聴いた方が早いと思いますが一応紹介すると、
未希ちゃんから試着室へのお呼ばれを受けた貴方はすぐ隣に彼女が着替えている状況下で強烈な誘惑を受けてもらいます。
シチュエーション上、比較的短い時間に収めなくてはならない制約の中で書いたので強力かつサクッと誘惑に負けられるようにしてあります。
#### ep2-C:Crisscross
再生時間:14分程度
射精タイミング:10分頃
ここが一番、クセがあります。先に謝っておきます。すみませんでした。
ですが、このパートがないとこの作品が先に進めないのもまた厳然たる事実です。
エロのためというより物語の都合上欠かせないパートになります。
とはいえ、ハンパなものを作るのは申し訳なく沽券にも関わってきますので、ご使用に耐えうるよう2−Bと同等以上の強度になるよう作成いたしました。
一方で是が非でもここを使って欲しいという意図で作成していないので2-Bよりさらに短くしてあります。
内容は2-Bと同じシチュエーションで更衣室でシコシコしてもらうという内容となります。
そのため2-Bと1セットと考えて併せて使っていただいても、別々に使っていただいても構いません。
作劇上のために作ったこのパート、もし使っていただけるのであればそれだけでありがたいです。
#### ep2-D:Kiri's Turn
再生時間:28分程度
射精タイミング:27分頃
霧様のパートです。なぜ霧様のターンになっているかは直前までパートをお聴きください。
創作における勝ち負けの妥当性というのは、換言すれば説得力の有無だと考えます。
要は作者が勝った負けたを言うのは自由ですが、描写で以て観客を納得させられなければ意味がないということです。
そういう意味でこのパートの勝ち負けに妥当性がなければ、この作品はここになかったでしょう。
霧様が単なる未希ちゃんの当て馬、負けるための存在でないということをこのパートを以て証明しているつもりです。
#### ep2-E:waiting
再生時間:4分30秒程度
このデートパートの締めです。どうなるかはここまで聴いた方への楽しみに取っておきます。
### ep3
#### はじめに
このパートは3つの可能性(α〜γ)に分岐いたします。
分岐条件は2つ、霧様が未希ちゃんの秘密にたどりつくこと。もう一つは貴方が未希ちゃんと霧様どちらかを選ぶか。
このうち、霧様が未希ちゃんの秘密にたどりつけず、貴方が霧様を選ぶという分岐は、ねじれの位置に存在するような意図不明のパートになってしまうため、
割愛させていただき、残った3つのパートを本作にて描きました。
#### ep3-α:Re:ductio【背理】
再生時間:50分程度
射精タイミング:45分頃
条件<霧様が秘密に到達せず、貴方が未希ちゃんを選ぶ>
このパートが一番普通に逆NTRしているパートです。
未希ちゃんとゲームをして負けてもらいます。
そのゲームの内容は皆さんご存知、
「だるまさんがころんだ」
#### ep3-β:Res Meus【私のモノ】 ver .miki
再生時間:29分程度
射精タイミング:25分頃
条件<霧様が秘密に到達し、貴方が未希ちゃんを選ぶ>
残り2つの分岐βとγでは、貴方を賭けて、未希ちゃんと霧様が勝負することになります。
細かいルールはありますが、簡潔に申せば、
「貴方を射精させた方が勝ち」
という単純なものです。
未希ちゃんをお選びになった場合、未希ちゃんでお射精できるように頑張ってください。
ちなみにタイトルのアルファベットはラテン語です。あまりラテン語には明るくないのですが、調べた限りでは私のものという意味を取り得ると思います。
ep3-γ:Res Meus【私のモノ】 ver .kiri
再生時間:22分程度
射精タイミング:20分頃
条件<霧様が秘密に到達せず、貴方が霧様を選ぶ>
βと同様の勝負で霧様で射精する内容となっております。
未希ちゃんの誘惑に耐えて、霧様で射精できるよう頑張ってください。
#### βとγについて
βとγは内容が似てるようで異なる、異なるようで似ている、そんな量子的な内容にしてあります。
少なくとも小手先を変えるような、講義で提出するような課題のようなコピペではないことだけはあらかじめ申しておきます。
また作者は書く際にどちらを勝たせるか考えず、肩入れもせず御二方がやりたいようにやっている様を書いたので、どちらかを勝たせるために一方を明確に弱体化するなどそのような露骨なご都合主義は一切いたしておりません。
したがって霧様に負けようと思ったのに、未希ちゃんで射精させられる可能性もあります。
そこを含めてゲームだと思っているので、そういう楽しみ方もしてみてもよいかと存じます。
#### ep 3-γ.Epilogue 【Re:Create Re:Creation】
再生時間:5分30秒程度
全ての分岐に、射精後に続くエピローグをつけております。他の2つは同じトラックに収録してありますが、特にγルートはこのシリーズにおいて特に重い意味を持つパートになるので、別トラックにさせていただきました。
どの分岐においても、要約して文字に起こせば大枠は同じなるかと思います。ですが一聴していただくと、各ルート毎ニュアンスが少しずつ違うことに気づいていただけると思います。
要約では削ぎ落とされてしまう、そのニュアンスの部分がこの作品の一番脂の乗っている部分なのではないかと僭越ながら作者は申し上げます。
#### Φ Re;flection
このパートに音声はありません。
なぜなら、音声作品から大きく逸脱した箇所であり、音声作品映えの一切しないパートだからです。
しかし、この作品が成立するにはこのパートは不可欠の箇所だったので、おまけとして台本に残しておきます。
別に読む必要はありません。
ただ本編中に描写できなかった箇所を描いているだけなので気になった方だけ楽しんでもらえればいいです。
拙筆でお恥ずかしい限りですがご興味がある方はご一読いただけますと幸いです。