――ピンポーン。

部屋にインターホンの呼び出し音が響き渡る。
足早に玄関へ向かい、扉を開けると……。

「おじさんドア開けるのおそーい。昨日、言ったよね。私が来たら一秒以内で開けろって」

そう言い放つ少女は、遠慮なしにアナタの部屋へと上がり込む。

「あ! おじさーん、ジュース持ってきてー」

少女とは数ヶ月前に出会い、それ以来いいように使われている。
逆らうことなく彼女の言いなりになっているアナタだったが、生意気な態度を取る少女にアナタは腹が立ち押し倒してしまい……。

「何!?　ちょっ、止めっ!　 離して!　 何抱きついてんの!?」