阿片の毒が緩やかに大陸を蝕んでいた時代、「掃き溜め(ラジジャン)」と呼ばれる街があった。
役人の目も届かぬ無法地帯のその街は、西を「胡蝶(フーディエ)」、東を「蜘蛛(ジーチュ)」が縄張りにしている。
彼らは日々血で血を洗う抗争を繰り返していた。
ここに、故あって蜘蛛と深く関わることになった女たちがいる。
ある者は毒に侵され、ある者は糸に囚われ、またある者は証を望んだ。
これは掃き溜めの街に巣食う、痛みと血の物語。
■物語
「掃き溜め(ラジジャン)」の東側で生まれ、両親から酷く虐げられて育ったあなたと弟達。
虫けら同然の扱いに耐え切れず幼い弟達は死に耐え、生き残ったあなたは強い憎しみからいつか両親を自らの手にかけることだけを夢見ていた。
だがそんな日々は、「蜘蛛(ジーチュ)」の幹部、白朧(バイロン)の来訪と共に終わりを告げる。
借金を返せなくなった両親は金の代わりにあなたを差し出しそうとするが、白朧は情け容赦なく二人を斬り捨てた。
憎み続けた実の親が目の前で殺されたことに涙を流すことはなかったが、あなたは悲しみとは大きく異なる虚無感に襲われる。
その様子に興味を持った白朧は、あなたを「飼う」ことを決め、蜘蛛の根城である「朱殷の繭(シュアンノマユ)」へと連れ帰った。
血と暴力が支配する蜘蛛では、力こそが全て。
その絶対的な掟を見せつけるかのように、宴の場で首領、劉矜(ラオジン)を斬殺し新たな首領となった白朧。
囚われの身となったあなたは手荒く身体を暴かれ蹂躙される屈辱の中で、再び憎しみを芽吹かせるが――。
■登場人物紹介
・白朧(バイロン)
蜘蛛の首領。
元は前首領である劉矜の側近の一人だったが、自らの手で劉矜を殺し新たに首領となった。
力ある者が弱い者を蹂躙するのが当然という蜘蛛の信念を体現するかのように、冷酷で傲慢な性格はまさに暴君と称するに相応しい。
憎しみを糧に生きていたあなたに興味を持ち、「飼う」ことを決めた。
自らの所有物であるあなたに人として名乗ることを許さず、家畜としての呼び名「雲雀(ユンチュエ)」を与える。
・あなた
蜘蛛の縄張りである「掃き溜め(ラジジャン)」の東側で生まれ育った娘。
惨い虐待によって幼い弟達を死に追いやった父母を強く憎んでおり、白朧が現れるまではいつから自らの手で殺そうと心に誓っていた。
■CV
久喜大
■トラックリスト
1:双眸
2:首領
3:蹂躙
4:恥辱
5:朱殷
6:矜持
7:一線
8:共鳴
■がるまに限定特典
タイトル:躾
ストーリー:
深夜、あなたの元を訪れた白朧は、抗争の余韻で昂った熱を鎮めるように荒々しくあなたを求めて――。
■スタッフ
制作:GOLD
企画・シナリオ:御門蓮
イラスト:aio
(C)GOLD
【公式X】
https://twitter.com/GOLDCDLABEL