時は昭和後期。
ごく普通の中流家庭に生まれたあなたは大学進学のために上京し、オフィス街の洋菓子店でアルバイトをしながら一人暮らしをしている。
ずっと前から気になっていたバイト先の客で商社社員の嶋倉彰悟（しまくら しょうご）から三ヵ月前に告白され晴れて恋人同士となった。
充実した毎日を送っていたはずが、ある日、彰悟の弟、大樹（たいき）が現れたことにより人生の歯車が狂い始める。
どうやら大樹は昔から彰悟のものを欲しがり、強引に奪っていったらしい。そしてついに大樹の毒牙があなたに襲い掛かり……。

雨の音が記憶を呼び起こすサスペンスラブストーリー。