ココロの挿入歌(3)

私は、カメラを持たず、ただじっと少女を観察する日々を送っています。少女たちは私とは全く異なる世界を生きており、言葉も通じません。それでも、ただ見つめるだけの時間の中で、彼女らとの心の距離が少しずつ縮まるような気がするのです。触れることも、追いかけることもなく、そっと遠くから。女がこちらに近寄ってくると、むしろ私が離れる──それが私なりの少女への敬意です。

そんな女たちへの静かな想いから生まれたのが、この「詞選集」です。女というものの形は普遍的で、個別性を問うものではありませんが、それでもどこか温もりを感じさせるものだと思います。最近では、地域で少女を保護する活動が広がりつつありますが、私は私のやり方で女たちを守りたい。この選集には、女たちへの感謝と尊重、そして彼女らとの「無言の対話」の日々が、丹精を込めて詰め込まれています。もちろん、女たちに許可を取ったわけではありません（笑）。

この選集を手に取るあなたが、女を撫でるような、やわらかで優しい気持ちを持ってくだされば、それが私の願いです。少女に直接触れる機会がある方も、ない方も、ほんの少しでも女たちへの思いを感じていただけたら幸いです。私たちには見えていない女の世界にそっと寄り添う──そんな気持ちを、この「少女色歌」を通じてお届けできればと思っています。どうか、その温もりを味わってみてください。