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■あらすじ 霊能者だった祖父の血を受け継ぐ理沙は、この世ならざるものを見たり、 簡単なお祓いをする能力は持っていた。 けれど本人はその能力を嫌っていて、あやかしや物の怪たちとは関わりたくないと思っている。 あるとき、友達のオカルト研の部長に、よくないものが憑いていることに気が付く。 最近おかしな場所に行かなかったか問い質すと、 心霊スポットとして一部で有名な廃校を利用した合宿所の下見に行ったという。 友達のことが心配になった理沙は、合宿に同行することを決める。 海水浴にバーベキュー、花火大会。 何事もなく楽しい合宿を満喫。 理沙の心配は取り越し苦労に終わるかと思われた。 けれど、合宿の最後の夜に行われた肝試しの最中に事件は起こる。 廃校の中に現れた、白い靄のような人の影。 次々と様子がおかしくなってゆく部員たち。 普通の女の子として生きたいと願っていた理沙は、 物の怪が引き起こす怪異に、否応なしに巻き込まれてゆく。