恋する乙女と守護の楯 リニューアルパッケージ
■□■ストーリー■□■ アイギスとは、すべての邪悪を払う楯だと言われている。 主人公、如月修史が所属する組織『アイギス』には、二つの顔があった。 一般家庭から一流企業まで、幅広く活動を行う警備会社としての表の顔…… もう一つは、対象の護衛を、時には非合法な手段を用いてでも行う、護り屋としての裏の顔。 特殊要人護衛課に所属する新人エージェント、如月修史は その小さな体躯からは想像もつかない驚くべき運動神経で、これまで幾人もの要人護衛を成功させた成長株である。 そんな修史に下った、新たな護衛任務は……なんと 『女装して全寮制女子校に潜入し、女学生として生活しながら、対象を護衛せよ』 ――という、無茶すぎる内容だった。 「ムリですって! つーかムリだ! 俺、男ですってば!」 慌てふためく修史の肩を、彼の上司は優しく叩く。 「大丈夫、お前ならきっとやれる。だってこんなにカワイイし。よしよし」 そう。修史は小さな体躯だけでなく、中性的な顔立ちに、トーンの高い声の持ち主。 一見するとボーイッシュな女の子にも見えなくはない。 嫌がる修史を無理やり、現場へと投入するアイギス。 そして修史は出会う。 護衛対象となる女の子たちに…… 決して、自分の正体がバレてはいけない。 決して、自分が男だと悟られてはいけない。 そして、護衛対象を護り抜かなければならない。 女学生『山田妙子』として潜入した修史を待ち受けていたのは、禁断の花の園。 全てが女子で覆い尽くされた、綺羅の空間。 既に学園へと潜入している同業者と、敵のエージェントが入り乱れ、学園には、スリリングな毎日が溢れかえっていた。 時には文化祭、時には調理実習と女学生らしい生活を送りつつ…… 毎日の女装に気合を入れ、修史は日々、護衛対象となる女の子たちを見守り続ける。 果たして修史は、彼女たちを護りきることができるのか……? 如月修史と女の子たちとの、奇妙な学生生活が始まろうとしていた。 ■□■登場人物■□■ ●如月 修史(山田妙子) 警備会社「アイギス」の裏の顔、特殊要人護衛課に所属する新人エージェント。 その小柄な体躯を駆使し、これまでに幾人かの要人護衛を成功させた成長株。 能力的にはまだまだ甘い面もあるが、その場に在る物を使っての臨機応変な対応が得意。 女性に対し、あまり免疫がないことが欠点。 ぱっと見て女の子のような小柄で可愛いルックスから、今回の作戦の要として学園へと派遣されることに。 孤児で家族はおらず、アイギスの課長が父親代わり。 課の仲間たちが家族のようなもの。 「というか、この任務自体、俺には無理だあああっ」」 ●春日崎 雪乃 (CV:青山ゆかり) 学園の学生会長にして全校女学生の憧れの的。 お姉さまといえば彼女のこと。 面倒見がよく、責任感の強い性格だが、とても高飛車で高圧的。 常に自信に満ち溢れている。 主人公を何も知らない田舎少女だと思い込み、この学園を巣立つレディにふさわしい人物に育てることが 自分に課せられた義務だと、勝手に考えている。 「妙子、言葉遣いが荒っぽいわよ」 ●椿原 蓮 (CV:風音) 全校の運動部を一手にまとめるスーパー運動神経少女。 学園のオスカル様といえば彼女。 修史とは同じクラスに在籍。 教師たちの前では淑女を演じるが、気心の知れた面子だけの空間になると、とたんに砕けた口調になる。 竹を割ったような性格で、正義を重んじ悪を許さず。 弱きを助けて強きをくじくタイプ。 頼りない田舎少女の主人公を「守ってやらなきゃ」と世話を焼こうとする。 「大丈夫、なにかあったらフォローするから」 ●新城 鞠奈 (CV:北都南) 学園のマスコット的存在。 誰からも可愛がられているが、実は猫かぶっている。 本当の彼女は小悪魔的な策略家。 その正体を知っているのは、ごく一部の人間だけ。 色々とイタズラを思いついては周囲をからかって遊んだりする。 理事長の孫娘でやりたい放題、しかしそれは両親がいない寂しさによる自己アピールの裏返し。 主人公をからかいやすい田舎少女と見て、いろいろと構うようになる。 「鞠奈に出来ないことなんかないもん」 ●真田設子 (CV:松田理沙) テレジア学園の二年生、蓮、有里、修史とはクラスメイト。 物腰柔らかな大和撫子で、世間知らずなお嬢様。 その清楚な振る舞いから、学園一の淑女と誉れ高く 一部女子の間では雪乃さえ凌ぐ人気を持ち合わせている。 「妙子さまは、ちょっと特別ですから」 ●穂村有里 (CV:如月葵) 主人公と違い、別の組織から送り込まれてきたエージェント。 戦闘能力・護衛能力は決して高くないが、潜入能力と情報収集能力の高さから 連絡員として活躍することが多い。 主人公の正体も事前に手に入れた情報から知っている。 人懐っこい性格と表裏のない言動から周囲に愛されているのだが、キレると誰よりも怖い。 内心、主人公にコンプレックスを感じでおり、時折、主人公に対抗することも…… 「学園生活って、す・て・き……(はぁと)」