WHITE CLARITY
■□■ストーリー■□■ 神は漆黒の空に、太陽と月を生み出した。 眩い太陽は祝福され、多くの命と共に生活を始める。 対して、仄暗い闇の中、月は孤独のまま。 やがて月は、深い悲しみと寂しさのあまり、涙を流した。 白銀の雫を。 月の涙の美しさに心を奪われた神は、 それを拾いあげると命を与え、自らの遣いとした。 故に月の涙から生まれた彼らは、太陽の黄金の光ではなく、 月の純白の光で出来ているという── とある夜、僕らが育った施設の院長先生に呼び出され、 貴族であり名士として住人達から敬意を払われているが、 街から離れた場所へ屋敷を構え、人目から隠れるように 住んでいる変わり者といわれているセモン様の屋敷に 使用人としてお仕えすることを言い渡された。 早速翌朝、僕は施設で妹のように一緒に育った女の子・ナナと 人里離れた豪華で、広い屋敷へと赴くことになる。 「私が当家の主人のセモンです。  ようこそ、ユウ。これからしっかり働いてください」 変わり者の主人・セモンさん。 その使用人である偏屈な老人・レムさん。 そして、僕やナナと同じく施設で育ったシア姉。 彼らから快く迎えられた僕は、小さな部屋を与えられ、 新しい生活をはじめることになった。 ある晩、僕は屋敷に地下室があることを知る。 鍵も偶然に── 皆が "近寄るな" と言う地下室。 けれども、どうしても好奇心に抗えなかった僕は、 皆が寝静まった夜、鍵を片手に部屋を出た。 暗い地下室のその奥に、重たそうな扉が一つ。 その扉の奥には── 人形のような──アルビノの少女。 例えるなら、夜空を照らす淡い月の光のように 冷たく、優しく、白い存在に。 ■□■登場キャラクター■□■ ●リノ (CV:伊藤硝子) 屋敷の地下に住むアルビノの少女。 傍らには、フェレットの「くっきー」が寄り添っている。 覚えている言葉は、最初に主人公が教えた「クッキー」だけで、 感情表現も乏しい娘だが、主人公と関わることで 次第に感情らしいものを芽生えさせていく。 「一枚の絵画のように風景に溶け込んでいて、  全く意識していなかったけど、たしかにそこに──」 ●シア (CV:はるかめぐみ) セモン家の従業員をしている女性。 ユウ達と同じ施設出身で「シア姉」と慕われている。 基本的にはのんびり屋で、世話好き。 仕事をそつなくこなす一方で、ユウ達の前ではしっかりとした お姉ちゃんでいようとする余り失敗することも。 「大丈夫、いつか分かる日が来ると思うわ。  それまでは、お姉ちゃんが、ちゃーんと面倒見てあげるから」 ●ナナ (CV:鈴田美夜子) ユウと同じ施設で暮らしている元気少女。 負けず嫌いで、ユウ達の前では妹としてワガママしたい放題だが、 施設では面倒見のいいお姉ちゃんとして振る舞っている。 勘が鋭く、それゆえに周囲が巻き込まれることもしばしば。 ネズミが大の苦手で、見た瞬間に逃げ出してしまう。 「じゃあ、今度は優しく“うふっ、お兄ちゃん朝だよ。起きてよぉ”って  甘えながら起こしてあげようか?」