パニカル・コンフュージョン
■□■ストーリー■□■
門外不出の魔法の力を伝承し続けてきた一族が暮らす"魔法使いの里"で、ある日、大事件が勃発する。
なんと、外の世界に憧れを抱く里の娘・ほのかが家出をしてしまったのだ。
このままでは、数百年の間隠し続けてきた魔法の力が公になってしまう……。
そう危惧した里の老人たちに命じられ、主人公・剣二は彼女を連れ戻すべくほのかが通う学園に向かう。
しかし、そこでもさらなる事件が発生――!
ひょんなことから魔力が暴走し、“ラッキースケベ”な魔法が
主人公&その場に居た女の子たちにかかってしまい……!?
■□■登場キャラクター■□■
【素直になれない家出中の魔法少女】
●花菱 ほのか (CV:小倉結衣)
剣二と同じ、魔法使いの里出身の少女。
先祖代々、大きな魔力を受け継ぐ一族の娘で、里の中でも誰にも負けない魔力を持つ。
それ故に里の中での扱いも特別で、生まれながらにして皆から注目を受ける立場にいる人。
しかしその魔力を満足に使いこなすことが出来ず、里では“落ちこぼれ”と揶揄されている。
それが原因で彼女は里から家出。
一般社会へと逃げ出し、それが今回の騒動の発端となる。
性格は、一言で言って“負けず嫌い”。
だが心の底からそうというわけではなく、どこか強がって強い自分を演じているようなところがある。
故によくボロも出たりする。
ツンツンしているように思えるが、実際はポーズだけという隠れ弱気な女の子。
剣二とは同門の弟子であり、一応は彼女の方が姉弟子。
しかし魔法使いとしての出来は剣二の方が上のところもあり、
彼に対してライバル意識と憧れの両方の感情を持っている。
「心配してくれた気持ちは、う、嬉しいけど……。その、私にも色々あるのよ!」
【心優しいゆるふわ巫女】
●黒木 綾芽 (CV:かわしまりの)
ほのかと同級生の、黒髪が美しい、中身も外見も“清楚”な女性。
家が神社であるため、その品行方正なところは筋金入り。
性格的に非の打ち所がない上に、年の割にかなりグラマラス。
そんな2つの要因があいまって、男子たちからの支持も高い。
なぜか小さな不運に見舞われることが多く、しょっちゅう何かのトラブルに巻き込まれている。
だが本人はそれを嫌だとは思っておらず、「いつものことですから」と笑顔で乗り切っている。
困っている人を見ると放っておけない性格で、そういった時ばかりは普段のおとなしさはどこへやら。
かなりの行動力を見せるなど、自己犠牲の精神に満ち溢れた大和撫子である。
「私は剣二さんを信じます。こう見えて人を見る目はあるんですよ?」
【明朗快活なマスコット系少女】
●如月・クレメンテス・七穂 (CV:みたかりん)
明るく社交的なムードメーカー的存在のほのかたちの同級生。
いつも笑顔で転げまわっているような元気な女の子で、その外見とあいまって愛くるしいことこの上ない。
性格面は非常に快活なのだが、残念ながら天は二物を与えなかった。
人に好かれる性格なのだが、学生としては重要なオツムの方が少々残念で、
いつも試験前になると知恵熱を出して苦しんでいたり。
だが、そんな時も彼女を助けてくれる人は多く、学生教職員のどちらからも愛されていたりする。
名前から見てもわかるとおり、日本人と外国人とのダブル。
父方が北欧の方の出身で、彼女にもその血がしっかりと流れている。
小さな頃は国外で暮らしていたが、ここ数年は日本で暮らしている。
そのため見た目と裏腹に日本語が堪能で、日本人より日本人らしいところも。
日本のことが大好きで、海外で暮らす両親に無理を言って日本で一人暮らしをしている、筋金入りの行動派。
今日も愛用のカメラ片手に街に繰り出している。
「うんっ。体を動かすのは好きかな。だって汗かくと気持ちいいもんね♪」
【剣二の相棒】
●テオ (CV:夢野ぼたん)
剣二の触媒に宿る、彼によって生み出された仮想人格。
剣二が10歳のときに生み出され、以後長いつきあいになる。
主である剣二が魔法を使う際のサポートに特化しており、
彼女がいることで剣二は一人で行使するよりもよりハイレベルな魔法を使うことができる。
言葉遣いはどこかたどたどしいが、それは言語能力が発達していないというわけではなく、
単に彼女のキャラクター。
むしろ頭の回転は並の人間を軽く超えている。
また、彼女の声は魔力を持った人にしか聞こえない。
剣二にとっては、魔法使いとしてのかけがえのないパートナーであり、
またどこか妹のようなパートナー的な感覚がある。
「先走るの、ダメ。目的の遂行が最優先」
【剣二たちの師匠】
●天道 マリア (CV:香澄りょう)
剣二とほのかの師匠でもある、里の中でも最高クラスの魔法使い。
どんな魔法でも使いこなすが、一番得意なのは錬金関係の魔法。
物質の変質・操作に長け、錬金の部類で長老クラスの魔法使いでさえ彼女には及ばない。
魔法使いの里における『三柱(トリニティ)』──力のエルミシア・空のアーマライト・時のヴォルフ。
そのうち“ヴォルフ”の名を頂く偉大な人物でもある。
得意とするのは錬金術の類だが他の魔法にも造詣が深く、その知識量には誰も歯がたたない。
里の有力者になるにはかなり若いが、豊かな知識に裏打ちされた技能は確かで、
里の誰もが彼女に一目置いている。
その弟子たちである剣二とほのかのここ最近の成長ぶりには、
「いつ追い越されてもおかしくはない」と成長を認め、そして同時に喜んでもいる。
今回の一件で弟子たちが大変なことになってしまったため、公式に里から派遣され、
ともに事態の解決に当たることになる。
「ほのかと一番付き合いが長いのはあなたですから。安心して任せられます」