プリズム・アーク
■ストーリー 『蒼き月の惨劇』と呼ばれる事件がある。 風の国ヴィントラントの国王マイステルと王妃プリンセアが産まれたばかりの王女を連れ洗礼を受けに 同盟国ヴィエーラへ向かっていた。 その道中、王族一行はサブルム帝国の軍隊に襲われてしまい、そのまま行方不明になってしまったのだ。 この行動に対して、ヴィエーラは十字聖軍を結成し、聖戦の名を掲げてサブルムへの侵攻を開始した。 その間、サブルムではゲロート将軍によるクーデターの勃発により政権が交代。 ゲロートは聖地"レスレクシオン"の遺跡から謎の生体兵器――天使を発掘させ、この世に蘇らせた。 天使の力はあまりにも強く圧倒的であった。 優勢だったはずの十字聖軍は強大な天使の力を前にして、一気に押し返されてしまう。 結果、ヴィントラントは領土の半分を奪われてしまった。 以後、十数年にわたり小康状態が続いていた。 民衆は長く続く戦争に疲弊していた――。 事件の後。 国王不在となったヴィントラントでは、摂政になったキザーロフが各地に騎士養成学校を設立し 自国を守る精鋭を育てる事に力を注いだ。 そして自らも出資してローゼンベルグ騎士養成学校の校長となる。 この物語は、騎士を目指す少年がローゼンベルグ騎士養成学校へ入学するところから始まる――。 ■主要登場キャラクター ●ハヤウェイ 本編の主人公。 正義感の強い見習い騎士。 県の腕前はごく普通。攻撃魔法や治癒魔法も扱える珍しい人。 潜在能力は極めて高いが、本人はその事に気が付いていない。 かなりのお人好しで、気さくに誰にでも話しかける事が出来るタイプ。 若干周囲に流されがち。 ●プリーシア 主人公ハヤウェイの同級生でローゼンベルグ城に住んでいる貴族。 行方不明になった国王マイステルと女王プリンセアの娘と噂されていて、サブルム軍や 国内の反乱分子から命を狙われている。 性格は短気で周囲からの言葉に耳を貸さないタイプ。 ●神楽 プリーシアの護衛のため、和の国から派遣された巫女の少女。 強力な治癒魔法を使うことが出来、和の国では"不死の巫女"と呼ばれていた。 無口な性格で、話をする時も必要最低限の言葉しか話さない。 恋愛のスキルは全くのゼロ。 ●フェル ハヤウェイの同級生。 孤児院で育ったのもあり、友人、仲間と一緒にいる時間をとても大切にする。 魔法操者で、強力な魔法を持ってはいるが精度が低い。 失敗した時に「へちゃー」と言うのが口癖となっている。 人なつっこく、誰とでも仲良くなれるのが特技。 ●リッテ 主人公達のクラスの担任教師。 天才的な頭脳を保ち、戦術論や魔法、錬金術、数学、経済とあらゆる学問に精通している。 幼児体型にコンプレックスを持っているので、子供扱いされると泣いてしまったり怒ったりする。 ●フィーリア 主人公の妹。 ハヤウェイの近くにいたいが為に、ローゼンベルグ騎士養成学校で働くことにした典型的なブラコンさん。 校内の掃除や学食でウェイトレスをしていたりする。 お兄ちゃん大好きらぶらぶ娘で、ハヤウェイが他の女の子と仲良くしてると その真偽を確かめに乗り込んでくる。 ●エイン 学生寮でハヤウェイと同室の学生。 魔法がとても強く、うまく制御しきれずに広範囲の強力魔法で敵味方の区別なく攻撃してしまうこと多々。 協調性もなく、常に一人で行動しようとする。 しつこくパーティを組もうと誘ってくるアクティとは犬猿の仲。おかげで部屋はいつも騒がしい。 ●ユング 学生寮でハヤウェイと同室の学生。 素直で優しい頑張り屋。ブラコン気質でハヤウェイに兄の面影を重ねて「お兄ちゃん」と慕ってくる。 朝起きるとよくベッドの中に潜り込んでいる。 かなりのやきもち妬きでフィーリアやフェルとやり合うこともしばしば。 無意識に、その時の気持ちを脳から口に直結させた意味のない歌を歌っている。 ●アクティ 学生寮でハヤウェイと同室の学生。 剣の技量は既にプリーシアと同等だが、さらに強くなりたいと日々努力している。 ついでに女好き。ハヤウェイが女の子と仲良さそうにしているとひがんでやっかんでからんでくる。 貧乏で節約家。落ちている物を拾ったり消耗品を長持ちさせるために工夫したり何でもお金に換算したりと かなりしみったれてるがそれもキャラとして受けている。 高額のミッションを受けたいがために、強い仲間を欲してエインを勧誘するがいつも断られている。 ●キザーロフ 国王不在のヴィントラントを支えている摂政でローゼンベルグ騎士養成学校の校長先生。 でも生徒には若干馬鹿にされ気味。 すちゃらかでスケベな所は、昔と全っ然変わらない。 国政などは前国王のグスタフやエコーの指示を仰ぐ事もありこまめに情報交換をしている。 「反語」は今も健在。