オープニング
■ストーリー 冷たいコンクリートの監獄で、俺の意識は浮上した。 ここはどこなのか。 どのくらい気を失っていたのか。 自分の身に起こったことは、何も覚えていない。 だが全身は傷だらけで、陰惨な暴行を暗示していた。 少しでも気を抜けば意識が薄れ、俺の心は今にも闇に堕ちかける…… だが何かが俺に、警鐘を鳴らしている。 自分には、やり遂げるべき仕事があるはずだ。 守らなければならない、大切な人がいたはずだと…… その想いが、その面影が、今の俺を導く唯一の灯火。 在りし日の姿を変え、東京湾岸の移民街・龍宮が、再び牙を剥く。 誰が何の為に、JJを捕らえたのか。 この危機を救うと噂される、「タイクーン」とは何者か。 全ての決着をつけるため、男達は再び東京湾岸を駆ける。 かけがえのない、至上の絆を取り戻すために。