GINKA OP
■ストーリー
「帰ろう、君がいる夏へ――」
幼なじみの少女・銀花は、夏祭りの夜、
“神隠し”にあって消えてしまった。
あれから5年。
高校生になった青羽流星は、フェリーに揺られ、ふらりとひめ島へ帰ってきた。
確かめたかった。銀花はあれから、どうなってしまったのか?
もしかしたら、何事もなかったように家へ帰っていて、
島の高校に通いながら普通に暮らしているんじゃないか……。
そんな淡い期待は裏切られる。
あの夜からずっと、銀花は行方知れずのまま。
失意に沈み、再び島を離れようとする流星だったが、そこで不思議な再会をする。
目の前に現れたのは、あの頃の姿のままの少女――ギンカ。
『おかえりなさい』
自分の名前さえ忘れてしまったギンカ。
覚えているのは“リュウセイ”の名前と、彼を好きだという恋心だけ。
今までどこにいたのか?
なぜ、幼い姿のままなのか?
おだやかに時間の流れる小さな島で、
“神隠し”から帰ってきた幼なじみの少女と過ごす、
おとぎ話のような夏休み。