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■ストーリー 「……ナンダ? ……何ヲシテイルンダ……?」 ヒトの冒険者が、まさに交尾の真っ最中だったのだ。 ダンジョン内で交尾をするヒトなどこれまで見たことがなかった。 ボク達のように、雄が我慢できなくなって襲ったのだろうか。 だが、それにしては雌の様子がおかしい。 「あっ、気持ちいいっ! 好きっ、好き好き大好き~っ!」 交尾の最中だというのに、全く泣き叫んでいなかった。 それどころか雄の欲望を逆撫でする、甘い鳴き声で……。 「メスガ、悦ンデイル……?」 その光景は、あまりに衝撃だった。 「良イ……ヒトノ、メス……悦バセタイ」 ボクはヒトの抱き合う姿に目を奪われ、その求愛行動を観察し続けた。 あんな風にイチャイチャとした交尾がしてみたい。 あんな交尾が出来たら、きっと最高に違いない。 こうしてオークであるボクは、雌とのイチャラブ交尾に、憧れを抱くようになったのだった。 そして後日…… 「くっ……何よ、こんな首輪つけて……っ! 乱暴しないとか言って、結局他のオークと一緒じゃない」 ボクはヒトの雌を捕まえた。 全ては、憧れのイチャイチャ交尾の為に。