電脳侵犯・キサラギ参事官 「もうこれ以上、私の中に入ってくるな!」
■□■ストーリー■□■ 時は近未来。 サイバネティクス技術と超巨大電脳複合体『ユグドラシル』による 仮想空間での高速情報処理が可能になった世界。 そこでは電脳魔女(サイバーウィッチ)と呼ばれる 女性テロリスト達によって反政府活動が行われていた。 『道束 シロウ(みちつか しろう)』は総務省情報特務局第十三課に 在籍していた優秀な情報局員だったが、 広域重要指定072号事件の被疑者を確保する際に同僚であった 『如月 亜騎子(きさらぎ あきこ)』の裏切りにより、被疑者を逃してしまう。 さらに如月と内通して被疑者に手を貸したとの濡れ衣を着せられ、 服務規程違反の制裁として電脳複合体『ユグドラシル』への接続デバイスを破壊する手術を受けた際に 視床下部など脳神経にダメージを負い盲目になったうえ、特務局を追放される。 その後は『電脳都市キサラヅ(ニュー・キサラヅシティ)』で違法改造手術により 多数のセンサーを備えた特殊な義眼によって視覚を取り戻したが、 度重なる手術によって脳にダメージを負ったせいで異常な性欲を持つようになってしまい、 快楽系の電脳ドラッグ浸りになってしまう。 そして、そのドラッグ代を捻出するため違法の賞金稼ぎとして汚れ仕事に手を染め暮らしている。 そんなある日シロウの元に、 元上司である『情報特務捜査局局長・香我美=E=アナスタシア(かがみ E あなすたしあ)』が現れた。 彼女はシロウを謎の女『竜宮 ねね(りゅうぐう ねね)』に引き合わせる。 そして香我美はシロウに、かつてシロウが失った『ユグドラシル』へのダイブ能力の修復を代償に、 電脳世界(スピリチュアル)で最も危険なテロリストだと指名手配されている 『ネクロマンサー(死人使い)』と活動を共にしている 『電脳魔女(サイバーウィッチ)・キサラギ』の確保を依頼するのだった。 「“魔女”から“死人使い”に転職か……アイツらしくないな……」 彼女はネクロマンサーに電脳汚染されただけではないのか? 元同僚は本当にテロリストになってしまったのか? ねねの手により、特殊な接続デバイスを得て再びユグドラシルへのダイブが可能になったシロウは、 様々な思惑を胸に陰謀とテクノロジーと暴力の支配する電脳世界へと再び舞い戻る。 ■□■登場人物■□■ ●如月 亜騎子(きさらぎ あきこ) CV:有賀桃 身長:168cm 体重:不明 スリーサイズ:B89/W57/H88 幼少の頃に身体の一部を素体化した女性型サイボーグで、 反体制主義のサイバーウィッチ(電脳魔女)と呼ばれるテロリスト。 冷静沈着な性格に加え、判断力、統率力、身体能力(素体制御能力や戦闘能力)において 突出した才能を発揮する他、ウィッチクラフトと呼ばれる高度なハッキングスキルにより 現実と仮想空間の境目を自由に行き来することから ボーダレス(境界のない女)、あるいは使い魔と呼ばれる。 プログラムを行使し、ある事件がきっかけで同時に複数の素体を操れるようになる。 幼い頃に素体化していたせいか、特務局在籍時から非常にクールで無表情、無感情、無関心。 興味の無い事には眉一つ動かさないため、主人公と局長以外の同僚からは 距離を置かれたあげく『まるでガイノイド』だと揶揄されていた。 四肢を素体化しているため、同じ体格の女性に比べて体重が重い事を密かに気にしている。 ●竜宮 禰々(りゅうぐう ねね) CV:榊木春乃 身長:159cm 体重:54kg スリーサイズ:B88/W56/H89 竜宮家秘伝の巫術を駆使する、電脳巫女。 電脳巫術(チャネリング)と呼ばれる特殊な能力を持っており、 接続デバイスを使用することなく直接電脳世界に自由にアクセス出来る。 特定のIPでの送受信ではない為、特定情報のフィルタリングなどの負荷が大きい為、 複合処理能力に長けた人間でなければ活用できない。 分かりやすく言えば無線LANでのアクセスが可能だということ。 この能力は女性にしか発現しない上、生まれてから一度も接続子(コネクタ)を 使用しないで電脳世界にダイブしなければならないため、 処女(バージン)しかなれない事を皮肉り、チャネリングが出来る人間を巫女(シャーマン)と呼ぶ。 また、生身でスピリチュアル(電脳世界)にダイブするため、 強靭な精神力を持ったものでなければ到底耐える事は出来ない。 ●蔵科 ヒトミ(くらしな ひとみ) CV:佐倉もも花 身長:163cm 体重:59kg スリーサイズ:B90/W58/H89 総務省情報特務局第九課員。 第九課は情報テロ対策に特化した部隊。 以前、主人公が教官として情報テロ対策を指導していた事があり、 その頃から主人公の事を慕っていた。 2年前の事件依頼、消息を絶っていた主人公の無事を喜んでいたが、 変わり果てた様子にショックを受けている。 根は真面目で優秀な捜査官だが、自分の大事な者が危険にさらされた場合に 感情的になるクセがあるため、かつて主人公からは警告されていた。 ●香我美=E=アナスタシア(かがみ E あなすたしあ) CV:杉原茉莉 身長:162cm 体重:57kg スリーサイズ:B89/W58/H90 総務省情報特務局。 魔女(ウィッチ)達を探し出し冷徹に補足する手腕から、 畏敬の念を込めて異端審問官(インクィジター)と呼ばれている。 冷酷なまなざしと冷酷な態度から、雪の女王(スノークィーン)とも呼ばれている。 落ちぶれていた主人公に再び広域重要指定072号事件の 被疑者ネクロマンサー(死人使い)の確保を依頼しにやってくる。 周りからは常に怒っているのではないかと考えられている。 実は本人は至って事務的に対応しているだけなのだが、 相手が自分の事を冷たいと思っている事を不思議に思っている。 ●道束 シロウ(みちつか しろう) 政府要職の両親手によって、幼い頃から情報エリートとして育てられてきた優秀な男。 かつては亜騎子の同僚だったが、ある事件の被疑者を確保する際に 亜騎子が被疑者と逃走し行方をくらませてしまう。 被疑者に手を貸したとの濡れ衣を着せられ、服務規程違反の制裁として 電脳複合体ユグドラシルへの接続デバイスを破壊する手術を受けた際に 視床下部など脳神経にダメージを負い盲目になったうえ、特務局を追放される。 その後、特殊な義眼によって視覚を取り戻したが、 度重なる手術によって脳にダメージを負ったせいで異常な性欲を持つようになってしまい、 快楽系の電脳ドラッグ浸りになってしまう。 そして、そのドラッグ代を捻出するため違法の賞金稼ぎとして汚れ仕事に手を染め暮らしている。