あなたには、忘れられないひとがいる。


あなたの母校の保健室にいたのは、男性の養護教諭。
物珍しさもあり多くの生徒から人気を得ている榊 一峯（さかき　かずみね）はモノグサな不良教師で、
勤務前後や休憩中に屋上でタバコを吸うし、生徒が来ない時は保健室のベッドで昼寝もする。
けれど仕事そのものには手を抜かないし、時々掲示される保健室だよりは字が可愛くて読みやすい。
口では面倒だと漏らしながらケガの手当てをした生徒にはその後の経過確認を忘れないし、
悩み相談だってひとりひとりしっかり受け止めてくれた。

あなたは気が付くと一峯に想いを募らせていたが、相手は学校の養護教諭。
一峯もあなたの想いを気付いて一線を引き、そのまま卒業を迎えてしまう。
それでも、諦める事は出来なかった。

大学を卒業しスポーツ用品の会社で働く様になったあなたは、
今回の営業先が母校である事をきっかけに一峯に再アタックする事を決断。
夏休みで生徒がほとんどいない校舎。
備品納入の打ち合わせを終えたあなたは、まっすぐに廊下を進み保健室に向かった。


卒業しても一峯の事を忘れられずにいたが、学生の段階でこれ以上の関係を求めれば一峯に迷惑がかかってしまうと知っていた。
でも、今なら。


「……おまえ、ほんっとに大人の女になったんだなぁ……」

「俺だって、おまえがいい……おまえがずっと欲しかった……！」

あなたの再訪と告白に最初は戸惑う一峯。
しかし、あなたがもうただの生徒ではない事を実感すると、腹を括ってその態度が一変する……！？

「あぁ、その顔もたまんねぇな。いつの間にそんな色っぽい顔するようになったんだか……」

「なぁ、聞きたい。お前の口で、ちゃんと。どこを、どうして欲しいか……」

「駄目だよなぁ？　養護教諭が［元］とはいえ教え子……今は出入りの業者さんと、保健室で……こーんないかがわしいことコトしちゃ、さぁ……♪」


ずっと憧れていた「保健室のせんせい」が、あなたを濃厚に愛する一人の男に変貌する……！？
イケオジ先生との密着声我慢エッチ。